特許
J-GLOBAL ID:200903089309542815

内燃機関の出力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-042160
公開番号(公開出願番号):特開平8-240144
出願日: 1995年03月01日
公開日(公表日): 1996年09月17日
要約:
【要約】【目的】複数の気筒群を有する内燃機関において、気筒群間での出力トルクの差異の発生をより確実に抑制し、もって、振動の発生を防止する。【構成】V型エンジン1には、ブローバイガスパイプ28L,28RとPCVバルブ29L,29Rとを有するPCV手段27が備えられている。電子制御装置(ECU)41はアイドル状態において、パージコントロールバルブ26L,26R及びPCVバルブ29L,29Rを共に閉じた状態での左右の吸入空気量及び空燃比フィードバック補正値、並びにPCVバルブ29L,29Rを開いた状態での左右の空燃比フィードバック補正値に基づき、左右の吸入空気量についてのアンバランス量を算出し、スロットルバルブ10L,10Rの開度を調整し、もって左右の出力ばらつきを是正する。このため、クランク室からのブローバイガスの流量ばらつきに起因する吸入空気量等への影響が排除されうる。
請求項(抜粋):
内燃機関を構成すべく、複数の気筒を有してなる複数の気筒群と、前記各気筒群に対応して設けられた吸気通路を通過する吸入空気量又は該吸気通路内の吸入空気圧を吸気通路毎にそれぞれ独立して検出するための複数の吸気パラメータ検出手段と、前記各気筒群毎に対応して設けられ、該気筒群毎の前記内燃機関の出力を調整するための複数の出力調整手段と、少なくとも前記各吸気パラメータ検出手段にて検出された前記各気筒群毎の吸入空気量又は吸入空気圧に基づき、前記各出力調整手段を制御する出力制御手段と、前記内燃機関のクランク室と前記各吸気通路とを連通する複数のブローバイガス通路、及び該ブローバイガス通路の途中に介設され、開閉により前記クランク室からの放出ガスを再度前記内燃機関の吸気側に戻すことを許容又は禁止するPCVバルブを含む複数のPCV手段とを備えた内燃機関の出力制御装置であって、前記各PCVバルブを閉じた状態で、前記各気筒群の空燃比に関するパラメータを算出する第1の空燃比パラメータ算出手段と、前記各PCVバルブを開いた状態で、前記各気筒群の空燃比に関するパラメータを算出する第2の空燃比パラメータ算出手段と、前記第1及び第2の空燃比パラメータ算出手段の算出結果及び前記吸気パラメータ検出手段の検出結果に基づき、前記各気筒群間の吸入空気量又は吸入空気圧のばらつきを算出する気筒群間吸気ばらつき算出手段と、前記気筒群間吸気ばらつき算出手段の算出結果に基づき、前記各出力調整手段を制御して前記気筒群毎の前記内燃機関の出力ばらつきを是正する出力ばらつき是正手段とを設けたことを特徴とする内燃機関の出力制御装置。
IPC (2件):
F02D 41/36 ,  F02B 75/22
FI (2件):
F02D 41/36 B ,  F02B 75/22 G

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