特許
J-GLOBAL ID:200903089313617862

光散乱媒体の屈折率分布情報の計測装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柳田 征史 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-306341
公開番号(公開出願番号):特開平7-159320
出願日: 1993年12月07日
公開日(公表日): 1995年06月23日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 媒体から出射する直進透過光と散乱光とを完全に分離して直進透過光を高S/Nで検出するとともに、波長オーダより大きな光路差に相当する程度の大きな屈折率変化の分布を短時間で計測する光散乱媒体の屈折率分布情報の計測装置を提供する。【構成】 周波数の等しい同期した2つのSLD光a3 ,a4 がそれぞれ進行する、長さのほぼ等しい2つの光路A,Bのうち、一方の光路B上に光路差制御器37、この光路Bを進行する光a4 の位相を鋸歯状に掃引することにより周波数をシフトせしめるピエゾ素子32、およびこのピエゾ素子32を駆動する鋸歯状波発生ドライブ回路33、およびフォトダイオードが2次元的に並設された光検出器30を設ける。
請求項(抜粋):
低コヒーレンスな光を出射する光源と、該光源より出射された前記低コヒーレンスな光を2つの光束に分割し、光路長の略等しい2つの異なる光路に沿ってそれぞれ進行させたのち合成する光学系と、該2つの光路のうち少なくとも一方の光路上に設けられた、前記2つの光路をそれぞれ各別に進行する2つの光束の周波数が互いに異なるように該少なくとも一方の光路を進行する光束の周波数をシフトせしめる周波数シフタと、前記2つの光路のうち少なくとも一方の光路上に設けられた、該少なくとも一方の光路の長さを変調せしめて前記2つの光路の光路差を変調せしめる光路差変調手段と、該2つの光路のうち一方の光路上に配された光散乱媒体を直進透過した光束および該直進透過した光束と同一方向に進む散乱光と、他方の光路を進行した光束とが、前記光学系によりそれぞれ合成されたのちの光束の強度を検出する、該合成されたのちの光束の進行方向に対して垂直な面に沿って光検出素子を1次元的あるいは2次元的に並設してなる光検出器と、前記光路差変調手段により光路差を変調して、それぞれの光路差で該光検出器の各光検出素子で検出された光強度に基づいて、前記合成される以前の直進透過する光束ともう一方の光路を通過する光束との光学的光路差を各光検出素子ごとに求め、該各光検出素子ごとに求められた光学的光路差から、ある基準となる光学的光路差との差を求め、この差を光散乱媒体の厚さで除することにより、前記媒体の位置毎の屈折率差を算出する演算手段とを備えてなることを特徴とする光散乱媒体の屈折率分布情報の計測装置。
IPC (2件):
G01N 21/45 ,  G01N 21/17

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