特許
J-GLOBAL ID:200903089365417551

歪補償増幅回路の補償最適化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-158173
公開番号(公開出願番号):特開平6-350347
出願日: 1993年06月04日
公開日(公表日): 1994年12月22日
要約:
【要約】【目的】主増幅器3で発生する相互変調歪を補償するため、歪検出ループと歪除去ループとからなる自己調整形フィードフォワード回路において、それぞれのループに設けられたベクトル調整回路2,7の減衰量,位相量を最適値に設定する制御回路18の動作時間を短縮する。【構成】制御回路18に設けた最適化回路17の動作が、ベクトル調整回路2,7の全調整範囲を、4分割,3点測定によって順次1/2に範囲を減縮して最適値を決定するようにした。
請求項(抜粋):
主増幅器で発生する相互変調歪を補償するため、入力パイロット信号を第1のベクトル調整回路を介して前記主増幅器で増幅した信号と前記入力パイロット信号を第1の遅延線を介してタイミングを合わせた信号とにより歪成分を検出する歪検出ループと、前記歪成分を第2のベクトル調整回路を介して補助増幅器によってレベルを合わせた逆相信号と前記主増幅器で増幅した信号を第2の遅延線を介してタイミングを合わせた信号とにより歪成分を相殺して出力する歪除去ループと、前記歪検出ループから出力される歪成分および前記歪除去ループの出力信号を検出してそれぞれ前記第1のベクトル調整回路および前記第2のベクトル調整回路の減衰量と位相量を調整する制御回路とから構成された歪補償増幅回路の前記制御回路による補償最適化方法において、まず、前記第1および第2のベクトル調整回路の調整範囲を4等分した両端の2点を除く3点の調整制御信号に対応する前記ループの検出値を比較しその最小値を示す点を判定し、該判定点の検出値を保持するとともに該判定点を中心とする前記調整範囲の1/2の範囲を次回の調整範囲とし、次に、該次回の調整範囲を新たな調整範囲として4等分した3点のうち両側の2点における検出値を求め前回保持された検出値を含む3点の検出値に対して前回同様の処理判定を行うことにより順次繰り返し調整範囲を狭めて最小値を判定し所定の分解能に達したとき、該判定点の調整制御信号を出力して最適化処理を終了するようにしたことを特徴とする歪補償増幅回路の補償最適化方法。
IPC (2件):
H03F 1/32 ,  H03F 3/60

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