特許
J-GLOBAL ID:200903089378945999

フィルム張付方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松山 圭佑 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-165198
公開番号(公開出願番号):特開平9-011432
出願日: 1995年06月30日
公開日(公表日): 1997年01月14日
要約:
【要約】【目的】 ベースフィルム、感光層及びカバーフィルムを積層してなる積層フィルムの、カバーフィルムを、ベースフィルム側を損傷したりすることなく確実に剥離すると共に、剥離に使用する粘着テープの無駄な使用を抑制し、且つ、基板への積層フィルム圧着時にしわや気泡が発生しないようにする。【構成】 フィルム張付装置10は、粘着テープ30によって、積層フィルム12のカバーフィルム12Cを剥す際に、押付けロール駆動装置36によって押付けロール34を、仮付け手段22の第1及び第2の傾斜面22B、22Cに押付けてから引込み、このとき、粘着テープ32は、粘着テープ引戻し手段38から引張り力が与えられ、カバーフィルム12Cを確実に剥離する。仮付け終了後フィルム引張装置1により積層フィルム12の弛みを除く際に、弛み付与装置2により粘着テープ30及びこれに粘着されたカバーフィルム12Cを戻して、積層フィルム12の引戻しを容易とする。
請求項(抜粋):
少なくともベースフィルム、感光層及びこの感光層に積層されたカバーフィルムからなり、フィルム供給ロールに巻装されている積層フィルムを、テンションロールを経て、仮付け手段により、搬送手段により搬送されてくる基板の先端に導いて、カバーフィルムを剥離した状態で、該基板の先端に仮付けした後、ラミネーションロールにより基板に圧着しつつ、基板を搬送する工程を含み、前記テンションロールは、揺動アームを介してばねにより積層フィルムを引き戻す方向に付勢され、前記仮付け手段は、前記基板側先端に、積層フィルムのパスに沿う鉛直面、この鉛直面の先端から斜めに前記パスから離間する方向に屈折延在する第1の傾斜面及びこの第1の傾斜面の先端から、更に、前記パスから離間する方向に屈折する第2の傾斜面、及び、これら鉛直面と第1及び第2の傾斜面に積層フィルムを吸引保持する吸引孔とを備えてなるフィルム張付方法において、前記仮付け手段に積層フィルムを吸引保持した状態で、前記仮付け手段の上流位置で、前記カバーフィルム及び感光層を前記ベースフィルムを残してフィルム幅方向に切断し、前記積層フィルムに沿って、その幅方向に配置された押付けロールに、粘着テープをその粘着面を外にして巻き掛けて、該押付けロールを前記仮付け手段先端の第1の傾斜面から第2の傾斜面の先端まで回転させつつ押付けて、前記粘着テープをカバーフィルムに粘着させ、且つ、第2の傾斜面先端位置から離間させると共に、前記押付けロールの前記第2の傾斜面からの離間時に、前記粘着テープを、前記押付けロールと同期して、傾斜面から離間する方向に引張り、前記粘着テープに接着され、該粘着テープの離間によりベースフィルム上の感光層から剥されたカバーフィルムを、接着している粘着テープと共に巻き取り、前記仮付け手段により前記基板の先端に、前記カバーフィルムが剥された積層フィルムを仮付けした後、前記仮付け手段が前記基板からの離間を開始してから前記ラミネーションロールによる積層フィルム圧着開始までの間の少なくとも一部の時間に、前記テンションロールを積層フィルム引張り方向に駆動することにより該積層フィルムを所定距離引き戻し、前記ラミネーションロールによる積層フィルム圧着開始時までに前記テンションロールの駆動を解除することを特徴とするフィルム張付方法。

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