特許
J-GLOBAL ID:200903089385517730

炭素材負極を有するリチウム二次電池用電解液

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-264000
公開番号(公開出願番号):特開平7-085887
出願日: 1993年09月16日
公開日(公表日): 1995年03月31日
要約:
【要約】【目的】 リチウム二次電池の負極として炭素材料を用いる場合、これまで安定な電解液として提案されている、六フッ化リン酸リチウムを電解質塩として含む電解液を用いても、ピッチ系炭素電極などの電解液の分解を引き起こしやすい炭素材負極に対しては放電容量、充放電可逆性ともに低下してしまう場合がある。これに代わるものとして、炭素材負極の放電容量、充放電可逆性をともに向上させるため、より安定な電解液を提供する。【構成】 エチレンカーボネートとジメチルカーボネートを混合し、これに電解質塩としてトリフルオロメタンスルホン酸リチウムを溶解させたものを電解液とする。【効果】 上記の電解液を用いると、ピッチ系炭素電極の放電容量は200mAhg-1と高い値が充放電サイクルを繰り返しても維持され、充放電可逆性についてもほぼ100%に向上した。即ち、従来の六フッ化リン酸リチウムを電解質塩として用いた電解液における容量、可逆性に較べ、優れた特性を示した。
請求項(抜粋):
電解液用有機溶媒としてエチレンカーボネートにジメチルカーボネートを体積百分率で10%から90%混合し、これに電解質塩としてトリフルオロメタンスルホン酸リチウムを0.5モル濃度から1.5モル濃度の範囲で溶解せしめた炭素材負極を有するリチウム二次電池用電解液。

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