特許
J-GLOBAL ID:200903089470992880

電動パワーステアリング装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 下田 容一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-002460
公開番号(公開出願番号):特開平10-194141
出願日: 1997年01月09日
公開日(公表日): 1998年07月28日
要約:
【要約】【解決手段】 入力部材32bに対し出力部材34を相対的に径方向に移動可能に取付けるとともに、複数組のクラッチ機構41...の位置制御部材64...を互いに離間しつつ同一円上に配置し、しかも、1組のクラッチ機構の位置制御部材64Aの円弧長を他の位置制御部材64...よりも大きく設定し、補助トルクを発生させるべく電動機を始動させるための操舵トルクを、複数組のクラッチ機構の全てが係合状態に切換わるためのトルクより大きく設定した電動パワーステアリング装置である。【効果】 クラッチ係合作用時には、他のクラッチ機構が係合した後に、1組のクラッチ機構が係合する。しかし、電動機が始動していないので、補助トルクが出力部材に作用せず、出力部材へ向うトルクは小さく、出力部材は径方向へほとんど移動せず、係合部材が係合するためのくさび角はほとんど変化しない。
請求項(抜粋):
ステアリングハンドルで発生したステアリング系の操舵トルクを操舵トルク検出手段で検出し、この検出信号に基づいて制御手段で操舵トルクに応じた補助トルクを電動機にて発生させ、補助トルクを複数組の摩擦係合式クラッチ機構を介してステアリング系に伝達するものであって、前記電動機に連結した入力部材と操舵輪に連結した出力部材付き出力軸とを、複数組の摩擦係合式クラッチ機構を介して連結し、これらのクラッチ機構を、前記入力・出力部材を係合するべくこれら入力・出力部材間に介在した係合部材と、この係合部材の位置決めをなすためにステアリングハンドルに連結した位置制御部材と、この位置制御部材に向って係合部材を付勢する付勢部材とで構成し、前記位置制御部材が操舵トルクに応じて出力部材に対し相対的に回動することに伴って、係合部材で入力・出力部材を係合・非係合状態に切換える電動パワーステアリング装置において、前記入力部材に対し前記出力部材を相対的に径方向に移動可能に取付けるとともに、前記複数組のクラッチ機構の位置制御部材を互いに離間しつつ同一円上に配置し、しかも、前記複数組のクラッチ機構の内の1組を他のクラッチ機構よりも早いタイミングで非係合状態になるようにするべく、前記1組のクラッチ機構の位置制御部材の円弧長を他の位置制御部材よりも大きく設定し、更に、補助トルクを発生させるべく前記電動機を始動させるための操舵トルクを、前記複数組のクラッチ機構の全てが係合状態に切換わるためのトルクより大きく設定したことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
IPC (3件):
B62D 5/04 ,  F16D 41/10 ,  F16D 43/02
FI (3件):
B62D 5/04 ,  F16D 41/10 ,  F16D 43/02

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