特許
J-GLOBAL ID:200903089479376235

クランプ金具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山下 賢二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-191754
公開番号(公開出願番号):特開平7-198077
出願日: 1993年12月28日
公開日(公表日): 1995年08月01日
要約:
【要約】【目的】2個所での重畳的に施錠することにより、高強度な緊締力を備えたクランプ金具を提供する。【構成】金属帯板材料(M)から成るクランプバンド(11)の内側重合部分(11a)に第1操作工具受け入れ孔(19)のほか、外向きに膨出する1、2次喰い付き爪(17a)(18a)を設ける一方、外側重合部分(11b)に第2操作工具受け入れ孔(22)のほか、逆な内向きに膨出する1、2次固定爪(24b)(26b)を設けると共に、その1、2次固定爪(24b)(26b)の相互間に介在する弾性瘤(28)を、外側重合部分(11b)から外向きに膨出形成して、1次喰い付き爪(17a)と1次固定爪(24b)とを第1次的に喰い付き係止させ、引き続き2次喰い付き爪(18a)と2次固定爪(26b)とを最終的に喰い付き係止させた。
請求項(抜粋):
一定長さ(L)にカツトされた金属帯板材料(M)から成るクランプバンド(11)を、その捲き曲げ一端側となる内側重合部分(11a)と、同じく他端側となる外側重合部分(11b)とが一定量(X)だけ部分的にオーバーラツプする円形リング状に捲き曲げ立体化し、そのクランプバンド(11)の口径を人為強制的に収縮変形させることにより、ゴムや合成樹脂などの可塑物から成る流体給送用ホースや防塵用ベローズ、軸用ブーツ、その他の被固定物(10)を、各種機器(29)の接続円周面へ締結使用するクランプ金具において、上記内側重合部分(11a)の切り離し一端のみを金属帯板材料(M)の一定幅(W)よりも狭い一定幅(W1)のノーズ(12)として切り欠き、その内側重合部分(11a)には上記ノーズ(12)からクランプバンド(11)がオーバーラツプしない中間部分(11c)の存在方向に向かって、順次に第1凹状チヤンネル壁受け入れ孔(14)と第2凹状チヤンネル壁受け入れ孔(16)を、その中間部分(11c)には上記第2凹状チヤンネル壁受け入れ孔(16)と隣り合う第1操作工具受け入れ孔(19)を各々開口分布させ、上記第1凹状チヤンネル壁受け入れ孔(14)におけるノーズ(12)と隣り合う側の開口エツジを、第1凸状チヤンネル壁(17)として外向きに膨出させ、且つその第1凸状チヤンネル壁(17)の中央一部を1次喰い付き爪(17a)として、上記第1凹状チヤンネル壁受け入れ孔(14)の内部に向かって張り出し形成し、上記第2凹状チヤンネル壁受け入れ孔(16)における第1凹状チヤンネル壁受け入れ孔(14)と隣り合う側の開口エツジを、第2凸状チヤンネル壁(18)としてやはり外向きに膨出させ、且つその第2凸状チヤンネル壁(18)の中央一部を2次喰い付き爪(18a)として、上記第2凹状チヤンネル壁受け入れ孔(16)の内部に向かって張り出し形成すると共に、上記第1操作工具受け入れ孔(19)における第2凹状チヤンネル壁受け入れ孔(16)と隣り合う側の開口エツジを、操作工具受け止め用の第3凸状チヤンネル壁(20)として外向きに膨出させる一方、上記外側重合部分(11b)には中間部分(11c)から切り離し他端の存在方向に向かって、順次に上記ノーズ(12)と第1凸状チヤンネル壁(17)とを一緒に受け入れる共通受け入れ孔(21)と、上記第1操作工具受け入れ孔(19)と並列する第2操作工具受け入れ孔(22)並びに上記第2凸状チヤンネル壁(18)の受け入れ孔(23)を開口分布させ、上記共通受け入れ孔(21)における第2操作工具受け入れ孔(22)と隣り合う側の開口エツジを、上記第1凸状チヤンネル壁(17)と向かい合う第1凹状チヤンネル壁(24)として逆な内向きに膨出させ、且つその第1凹状チヤンネル壁(24)の中央一部を上記1次喰い付き爪(17a)と喰い付き可能な1次固定爪(24b)として、上記共通受け入れ孔(21)の内部に向かって張り出し形成し、上記第2凸状チヤンネル壁受け入れ孔(23)における切り離し他端側の開口エツジを、上記第2凸状チヤンネル壁(18)と向かい合う第2凹状チヤンネル壁(26)としてやはり内向きに膨出させ、且つその第2凹状チヤンネル壁(26)の中央一部を上記2次喰い付き爪(18a)と喰い付き係止可能な2次固定爪(26b)として、上記第2凸状チヤンネル壁受け入れ孔(23)の内部に向かって張り出し形成し、上記第2操作工具受け入れ孔(22)における第2凸状チヤンネル壁受け入れ孔(23)と隣り合う側の開口エツジを、上記第3凸状チヤンネル壁(20)と向かい合う操作工具受け止め用の第4凸状チヤンネル壁(25)として外向きに膨出させると共に、その第2操作工具受け入れ孔(22)と上記共通受け入れ孔(21)との隣り合う相互間には、クランプバンド(11)の円周方向に沿う伸縮バネ力を蓄積するための弾性瘤(28)を外向きに膨出させて、上記内側重合部分(11a)に開口する第1操作工具受け入れ孔(19)の第3凸状チヤンネル壁(20)と、上記外側重合部分(11b)に開口する第2操作工具受け入れ孔(22)の第4凸状チヤンネル壁(25)との双方へ、引き絞り式操作工具(P)の作用爪(44)を各々差し入れ係止させて、その一対の作用爪(44)を引き絞り操作することにより、上記クランプバンド(11)の口径を収縮変形させた時、上記1次喰い付き爪(17a)と1次固定爪(24b)とが第1次的な施錠状態に喰い付き係止し合い、引き続き上記2次喰い付き爪(18a)と2次固定爪(26b)とがその第1次的な施錠状態の弛緩を補償すべく、最終的な施錠状態に喰い付き係止し合うこととなるように関係設定したことを特徴とするクランプ金具。

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