特許
J-GLOBAL ID:200903089505033945

流体封入式防振装置およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笠井 美孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-120696
公開番号(公開出願番号):特開2000-310272
出願日: 1999年04月27日
公開日(公表日): 2000年11月07日
要約:
【要約】【課題】 第一の取付部材に弾性連結された第二の取付部材の円筒状部に仕切部材を嵌着固定し、該仕切部材を挟んだ両側に受圧室と平衡室を形成する一方、それら受圧室と平衡室の間に低周波用オリフィス通路と高周波用オリフィス通路を設けると共に、該高周波用オリフィス通路の一方の開口部に可動板を配設せしめた流体封入式防振装置において、可動板によって行き止まり構造とされた高周波用オリフィス通路への、製造時における空気の残留を防止すること。【解決手段】 仕切部材48において、高周波用オリフィス通路104の行き止まり側端部近くから該仕切部材48の外周面にまで貫通して延びるエア抜き孔105を形成し、このエア抜き孔105を利用して、防振装置の製造時に、高周波用オリフィス通路104からの空気の抜き出しを行う。また、仕切部材48を第二の取付金具14に組み付けた状態下では、該仕切部材48の外周面に第二の取付金具14を密接させて、かかるエア抜き孔105の外周側開口部を流体密に閉塞するようにした。
請求項(抜粋):
第一の取付部材を、略円筒形状を有する第二の取付部材の軸方向一方の開口部側に離間して配設し、それら第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結する一方、該第二の取付部材によって支持された仕切部材を挟んだ両側に、壁部の一部が該本体ゴム弾性体で構成された受圧室と、壁部の一部が変形容易な可撓性膜で構成された平衡室を形成して、それら受圧室と平衡室の間に跨がって延びる低周波用オリフィス通路と高周波用オリフィス通路を該仕切部材に設けると共に、該高周波用オリフィス通路の受圧室側または平衡室側の開口部に所定量の変位乃至は変形が許容される可動板を配設した流体封入式防振装置において、前記仕切部材に対して、前記高周波用オリフィス通路における前記可動板の配設側の端部近くに一方の端部が開口すると共に、該仕切部材の外周面に他方の端部が開口せしめられたエア抜き孔を設けると共に、該仕切部材の外周面に前記第二の取付部材を密着させて、エア抜き孔の開口部を流体密に閉塞せしめた状態で該仕切部材を該第二の取付部材に組み付けたことを特徴とする流体封入式防振装置。
Fターム (4件):
3J047AA03 ,  3J047CA06 ,  3J047CB03 ,  3J047GA01

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