特許
J-GLOBAL ID:200903089515906947

感震器

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-316363
公開番号(公開出願番号):特開平6-137928
出願日: 1992年10月29日
公開日(公表日): 1994年05月20日
要約:
【要約】【目的】固体の導電球を用いて小形で安定した特性を有した感震器を得る。【構成】感震素子1は金属製の円板4に電気絶縁性の充填材6で気密に固定された導電端子ピン5を有した蓋板2と導電性のハウジング3により気密容器が構成されている。ハウジング3中には導電性の固体の慣性球8が転動可能に収納されている。導電端子ピン5にはしなやかな導電材性の接点部材7が固着されている。加速度の印加時には慣性球8は転動して接点部材7の腕状部7Aとハウジング底面3Aとの間に入り込みながら腕状部7と摺動接触し、導電端子ピン5とハウジング3の間を電気的に接続する。この時、腕状部7Aはその先端を除く部分で慣性球8との接触を行う。そのため慣性球8との摺動抵抗は低くなると共に安定する。また慣性球の正規位置への復帰運動に対する摩擦力も安定する。
請求項(抜粋):
円形の金属板のほぼ中心に穿たれた孔に電気絶縁性の充填材によって導電端子ピンを貫通し気密に固定した蓋板と、有底円筒形の導電性のハウジングを有し、該ハウジングの底面にはほぼ中心部から外側に向かって同心円状に緩やかに上昇する傾斜面が形成され、前記蓋板の周縁部にハウジングの開口端が気密に固着されて密閉容器を形成し、蓋板の導電端子ピン端部には導電端子ピンを中心としてほぼ同心円上に接触部を配設する複数のしなやかな弾性を有した腕状部を持つ導電材製の接点部材が導電的に固着され、前記密閉容器の内部には導電性の固体の慣性球が正規姿勢において静止時には重力によりハウジングのほぼ中央部に位置するように収納され、振動を受ける事により慣性球が揺動し接点部材と接触して変位させるとともに摺動し接点部材を慣性球によってハウジングに電気的に接続するように構成され、慣性球は前記接点部材の腕状部の先端を除く部分で接触するように構成された感震素子を正規姿勢に保持することを特徴とする感震器。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭61-239191
  • 特開平2-186224

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