特許
J-GLOBAL ID:200903089519701380

高炉大ベルの防熱装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高野 茂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-109116
公開番号(公開出願番号):特開2001-294916
出願日: 2000年04月11日
公開日(公表日): 2001年10月26日
要約:
【要約】【課題】 大ベル及びその吊り金物の熱間クリープ変形を抑制し、熱衝撃に対しても、亀裂・剥離により脱落して断熱機能が維持される高炉大ベルの防熱装置であって、稼動高炉の短時間休風で取替えができるものを創案する。【解決手段】 金属製カップ状容器30を基材とした防熱構造体27を、大ベル8頂部に設けた開口孔29を通して大ベル8頂部上部に吊下げ固定機構28を設け、これにより容器開口側を上に向けてその周縁部30aを大ベル下面8aに密着させる。容器内外面には断熱耐火材を施工する。外周面耐火物は吊下げ固定前に施工し、内部耐火物は開口孔から圧入施工する。固定支持装置38には緩衝体を内在させて熱膨張や熱変形を防止する。高炉炉腹部鉄皮に開口をあけ、炉頂に取り付けたウィンチで吊り上げ、吊下げ固定機構28で固定する。2つ以上に分割した容器を炉内にて組立て締結して防熱構造体27を製作してもよい。
請求項(抜粋):
高炉炉内から上昇する炉頂ガスによる高炉大ベルの熱損傷を防止するために設けられる高炉大ベルの防熱装置であって、金属製カップ状容器を基材とした防熱構造体が、大ベルの頂部下部に、当該大ベル頂部に設けられた開口孔を貫通して設けられた吊下げ固定機構により、前記カップ状容器の開口部側が上に向けられ、且つ当該開口部の周縁部が前記大ベル頂部の下面に密接して設けられており、前記防熱構造体は、前記金属製カップ状容器の内部及び外周面に断熱耐火材が施工されたものであり、そして、前記吊下げ固定機構は、前記大ベル頂部の開口孔上部に固着して設けられた、所定の吊下げ支持媒体の上端を固定支持する固定支持装置と、上端が当該固定支持装置により吊上げ支持され、下端が前記防熱構造体の基材を構成する前記金属製のカップ状容器の内面に固着されている前記吊下げ支持媒体とからなっていることを特徴とする、高炉大ベルの防熱装置。
Fターム (1件):
4K015GA03

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