特許
J-GLOBAL ID:200903089525635445
保守計画の評価方法及び保守計画の評価装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
鈴木 市郎
, 武 顕次郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-008344
公開番号(公開出願番号):特開2005-202685
出願日: 2004年01月15日
公開日(公表日): 2005年07月28日
要約:
【課題】設備投資の先送りに関する保守投資の戦略が適用されたときにも定量的に価値が評価できるようにした保守計画の評価方法及び装置を提供すること。【解決手段】将来のある時間に故障が発生するか、しないかを二進数の列からなるシナリオとして表現するため、例えば「今後、初めて故障が発生したら設備を更新する」といった、故障の発生を意思決定の契機とするような戦略と故障シナリオの入力により、保全シナリオを生成し、シナリオごとに設備更新の時期を決定する。そして、機械設備を更新する前の費用、故障が発生したときの損失、機械設備を更新するための費用、更新後の費用をシナリオに応じて配置し、シナリオごとのキャッシュフローを計算する。次に各シナリオの成立確立を、設備の故障確率を元に計算する。最後に各シナリオの費用とシナリオ成立確立の積の総和をとることで、前述した戦略の価値を計算することができるようにした。【選択図】図1
請求項(抜粋):
機械設備の予防保全における保守計画を評価する方法であって、
前記機械設備の保守時期決定のための戦略を条件式として入力し、戦略情報を出力する戦略入力手段と、
前記機械設備に予想される故障発生の有無を、離散化表現された時間区間における1と0の数値に割り当てて二進数列とし、それを故障シナリオとして発生する故障シナリオ発生手段と、
前記戦略情報と前記故障シナリオ情報に基づいて、各故障シナリオにおける保全対策の実施時期を決定するための二進数列からなる保全シナリオを生成する保全シナリオ発生手段と、
前記機械設備の将来における故障の確率と保守実施後の前記機械設備の故障の確率を保存した確率データベースと、
前記機械設備の通常運転に伴う費用と故障発生時の損失による費用及び前記機械設備の保守に要する費用と保守実施後の通常運転に伴う費用を保存した費用データベースと、
前記故障シナリオと前記保全シナリオ及び前記機械設備の将来における故障確率と前記機械設備をメンテナンスした場合のそれ以降の故障確率、前記機械設備の通常営業に伴う費用と前記故障発生時の損失による費用、それに前記メンテナンスの費用と前記メンテナンス後の通常営業に伴う費用に基づいて、前記機械設備の保守時期決定の戦略を適用した場合の前記機械設備の運転全体に関わる費用を算出する演算手段とを用い、
前記機械設備の保守時期決定の戦略を、前記演算手段の出力に基づいて評価することを特徴とする保守計画の評価方法。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (3件):
3C100AA63
, 3C100BB13
, 3C100BB33
引用特許:
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