特許
J-GLOBAL ID:200903089553042689

鍵配送方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-142887
公開番号(公開出願番号):特開平11-340962
出願日: 1998年05月25日
公開日(公表日): 1999年12月10日
要約:
【要約】【課題】受信者(鍵利用者)が多い場合でも鍵共有のためのデータ長を短くすることができ、かつ、結託攻撃に対して有効な鍵配送方法を提供する。【解決手段】放送局100は、自身の秘密情報でなる有限集合A(={s(ij)|1≦i≦m,1≦j≦n})と集合Vj(={(X1〜Xm)|fj(X1〜Xm,s(1j)〜s(mj))=0}、fjは集合{(z1〜z2m)|ziは整数}から集合Wj(∋0)への写像)を作成する。(r(x,ij)) (1≦i≦m)∈Vjをランダムに選び、s(x,i)=r(x,γ(i))(1≦i≦mn)(γは集合{1〜mn}から集合{ij}への写像で、放送局の秘密とする)を受信者xの秘密鍵とする。s(ij)に対応する情報としてu(ij)を作成し、y(i)=u(γ(i))(1≦i≦mn)とする。s(x,i)を用いて受信者xの識別情報dxを計算し、y(1)〜y(mn)、識別情報dxを受信者xに送信する。受信者x200は、適当な関数hを用いて、K=h(s(x,1)〜s(x,mn),y(1)〜y(mn),dx)により共通鍵Kを計算する。
請求項(抜粋):
複数の鍵利用者が鍵作成者によって予め作成された個々の鍵情報を利用して、暗号通信を行うための共通の鍵情報を鍵作成者と共有するための鍵配送方法であって、1.準備処理として、鍵作成者の装置において、当該鍵作成者の秘密情報からなる有限集合AA={s(ij)|1≦i≦m,1≦j≦n}および、集合VjVj={(X1,...,Xm)|fj(X1,...,Xm, s(1j),...,s(mj))=0} (1≦j≦n)(ただし、fjは集合{(z1,...,z2m)|ziは整数}から集合Wj (∋0)への適当な写像)を作成するステップと、(r(x,ij)) (1≦i≦m) ∈Vj (1≦j≦n)をランダムに選び、鍵利用者xの秘密鍵として、s(x,i)=r(x,γ(i)) (1≦i≦mn)(ただし、γは集合{1,2,...,mn}から集合{ij|1≦i≦m,1≦j≦n}への1対1写像で、鍵作成者の秘密とする)を求め、これを配布するステップと、を備え、2.鍵配送処理として、鍵作成者の装置において、当該鍵作成者の秘密情報s(ij)に対応する情報として、u(ij) (1≦i≦m,1≦j≦n)を作成し、y(i)=u(γ(i)) (1≦i≦mn)とするステップと、鍵利用者xの秘密鍵s(x,i)を用いて、当該鍵利用者xの識別情報dxを計算するステップと、y(1),...,y(mn)と識別情報dxとを、鍵利用者xに送信するステップと、を備え、鍵利用者xの装置において、適当な関数hを用いて、K=h(s(x,1),...,s(x,mn), y(1),...,y(mn), dx)により、鍵作成者と共有する共通鍵Kを計算するステップと、を備えることを特徴とする鍵配送方法。
IPC (3件):
H04L 9/08 ,  G09C 1/00 630 ,  H04L 9/32
FI (4件):
H04L 9/00 601 E ,  G09C 1/00 630 B ,  H04L 9/00 601 B ,  H04L 9/00 675 D

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