特許
J-GLOBAL ID:200903089565028487

吸収式ヒートポンプ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-302513
公開番号(公開出願番号):特開平8-159593
出願日: 1994年12月06日
公開日(公表日): 1996年06月21日
要約:
【要約】【目的】 エンジン排熱を利用して高効率で高温の熱を得るとともに、構造が簡素で製造コストを抑える。【構成】 高温再生器2は、排気排熱で吸収液を加熱し、低温再生器3は温水排熱で吸収液を加熱する。低温再生器3は、流入、流出停止手段37、38によって、暖房運転時に吸収液の流入と流出が停止される。また、低温再生器3で発生し、凝縮器4で液化した冷媒は、リターン手段40および戻り停止手段41によって、暖房運転時に再び低温再生器3へ戻る。このような構成を採用することにより、暖房運転時は、第1熱媒体が高温再生器2による吸収ヒートポンプで加熱されるとともに、第1熱媒体がさらに低温再生器3によるボイラー運転で加熱される。この結果、高効率で暖房を行うことができる。また、簡素な構造であるため、製造コストを抑えることができる。
請求項(抜粋):
(a)燃料を燃焼して動力を発生するとともに、排気排熱および温水排熱を発生するエンジンと、(b)このエンジンの発生した排気排熱を熱源として、吸収液を加熱し、吸収液から気化冷媒を蒸発させる高温再生器と、(c)前記エンジンの発生した温水排熱、および前記高温再生器で発生した気化冷媒の熱を熱源として、吸収液を加熱し、吸収液から気化冷媒を蒸発させる低温再生器と、(d)前記高温、低温再生器で発生した気化冷媒の熱を第1熱媒体で吸熱させ、気化冷媒を液化冷媒に変化させるとともに、第1熱媒体を加熱させる凝縮器と、(e)この凝縮器で液化した液化冷媒が第2熱媒体から熱を奪って蒸発し、液化冷媒を気化冷媒に変化させるとともに、第2熱媒体を冷却させる蒸発器と、(f)この蒸発器で蒸発した気化冷媒を吸収液に吸収させるとともに、吸収熱が第1熱媒体に奪われる吸収器と、(g)前記低温再生器への吸収液の流入または停止を行う流入停止手段と、(h)前記低温再生器から前記吸収器への吸収液の流出または停止を行う流出停止手段と、(i)前記凝縮器内に設けられ、前記低温再生器から供給されて前記凝縮器内で液化した液化冷媒を貯留する貯留手段と、(j)この貯留手段に貯留した液化冷媒を前記低温再生器へ戻すリターン手段と、(k)このリターン手段によって、前記貯留手段から前記低温再生器へ液化冷媒を戻すまたは停止する戻り停止手段とを備える吸収式ヒートポンプ装置。
IPC (3件):
F25B 15/00 303 ,  F25B 15/00 ,  F25B 27/02

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