特許
J-GLOBAL ID:200903089594180972

ポリエーテルエステルポリオールならびにそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-161038
公開番号(公開出願番号):特開平11-005833
出願日: 1997年06月18日
公開日(公表日): 1999年01月12日
要約:
【要約】【課題】アルキレンオキサイド重合触媒を切り替える等の複雑な工程を経ることなく製造された低粘度のポリオキシアルキレンポリオールを出発物質とし、ポリカルボン酸無水物とアルキレンオキサイドを反応させたポリエーテルエステルポリオールの製造方法、ならびに該ポリエーテルエステルポリオールを含むポリオールを用いたポリウレタン樹脂を製造する方法を提供する。【解決手段】活性水素化合物に特定の構造を有するホスファゼニウム化合物を触媒とし、特定の反応条件下でアルキレンオキサイドを付加重合した粗製ポリオキシアルキレンポリオールに、特定量のポリカルボン酸無水物とアルキレンオキサイドを特定の条件で反応させることによってポリエーテルエステルポリオールを製造する。
請求項(抜粋):
(第一反応工程)化学式(1)【化1】(化学式(1)中のa、b、cおよびdは、それぞれ0〜3の整数であるが、a、b、cおよびdの全てが同時に0ではない。Rは同種または異種の炭素数1〜10個の炭化水素基であり、同一窒素原子上の2個のRが互いに結合して環構造を形成する場合もある。rは1〜3の整数であってホスファゼニウムカチオンの数を表し、Tr-は価数rの無機アニオンを表す。)で表されるホスファゼニウムカチオンと無機アニオンとの塩および活性水素化合物のアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の塩の存在下、または、化学式(2)【化2】(化学式(2)中のa、b、cおよびdは、0〜3の整数であるが、a、b、cおよびdの全てが同時に0ではない。Rは同種または異種の炭素数1〜10個の炭化水素基であり、同一窒素原子上の2個のRが互いに結合して環構造を形成する場合もある。Q-はヒドロキシアニオン、アルコキシアニオン、アリールオキシアニオンまたはカルボキシアニオンを表す。)で表されるホスファゼニウム化合物と活性水素化合物の存在下に、活性水素化合物1モルに対して化学式(1)または化学式(2)で表されるホスファゼニウム化合物が5×10-5〜1×10-1モルの範囲で調製され、反応温度が15〜130°C、最大反応圧力が9kgf/cm2(882kPa)である条件下でアルキレンオキサイドを付加重合した水酸基価が10〜500mgKOH/gの粗製ポリオキシアルキレンポリオールを製造するポリオキシアルキレンポリオール製造工程、および(第二反応工程)第一反応工程で得られた粗製ポリオキシアルキレンポリオール100重量部に対してポリカルボン酸無水物を1〜80重量部と該ポリカルボン酸無水物1モルに対して0.3〜20モルのアルキレンオキサイドを反応温度15〜130°C、最大反応圧力が9kgf/cm2(882kPa)の条件下で反応させるポリエーテルエステルポリオール製造工程、からなることを特徴とするポリエーテルエステルポリオールの製造方法。
IPC (3件):
C08G 63/672 ,  C08G 18/48 ,  C08G 65/10
FI (3件):
C08G 63/672 ,  C08G 18/48 Z ,  C08G 65/10
引用特許:
出願人引用 (2件)

前のページに戻る