特許
J-GLOBAL ID:200903089617489321

動画像データの高能率符号化装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 並木 昭夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-234348
公開番号(公開出願番号):特開平6-086254
出願日: 1992年09月02日
公開日(公表日): 1994年03月25日
要約:
【要約】【目的】 動き補償フィルタバンク構造を採る符号化装置において、少ない演算量で、符号化効率を更に向上させる。【構成】 入力データの帯域分割手段2と、過去の符号化データを蓄えておくフレームメモリ16と、入力画像の動きを検出する動き検出手段19と、動き補償されたフレーム間予測サブバンド係数データを出力する動き補償帯域分割手段18と、減算手段4と、を含む符号化装置において、18より得られる係数データを4に入力するに先だって、係数フィルタ24において、係数1または0を掛けることにした。
請求項(抜粋):
入力されたディジタル画像データを、各フレーム毎にN画素×Nライン(但しNは整数)のブロックに分割し、該各ブロック・データ毎に符号化処理を行なう動画像データの高能率符号化装置であって、分割して得られた前記ブロック・データを入力され、N×Nバンド並列型フィルタバンクによりN×N個のサブバンドに帯域分割してフレーム内サブバンド係数データのブロックとして出力する帯域分割手段(2)と、過去に符号化された少なくとも1フレーム分の画像データを符号化装置内で復元した画像、すなわち局部復号画像データを蓄えておくフレームメモリ(16)と、前記帯域分割手段に入力される前記ブロック・データと前記フレームメモリに蓄えられている局部復号画像データとを比較して、どの部分が最も良くマッチングするかを検出し、過去の画像に対する当該ブロック・データ即ち入力画像の動き量を動きベクトルとして検出し出力する動き検出手段(19)と、前記フレームメモリより読み出した局部復号画像データと前記動き検出手段からの動きベクトル情報を取り込み、該局部復号画像データに対して動きベクトル分シフトさせた位置を開始点として、N×N帯域分割を行ない、動き補償されたフレーム間予測サブバンド係数データを出力する動き補償帯域分割手段(18)と、前記帯域分割手段より出力されるフレーム内サブバンド係数データと、前記動き補償帯域分割手段より得られる動き補償されたフレーム間予測サブバンド係数データと、を入力され、前者から後者を減算することによって動き補償フレーム間差分係数データを求めて出力する減算手段(4)と、該動き補償フレーム間差分係数データを量子化する量子化手段(6)と、前記量子化手段から得られた量子化インデックスを可変長符号化する符号化手段(8)と、を有してなる動画像データの前記高能率符号化装置において、動き補償帯域分割手段より得られる動き補償されたフレーム間予測サブバンド係数データを、前記減算手段に入力するのに先立ち、それぞれのフレーム間予測サブバンド係数データ毎に、1又は0の重み係数を掛けてから、前記減算手段に入力してやる係数フィルタ手段(24)と、前記係数フィルタ手段において、それぞれのフレーム間予測サブバンド係数データ毎に重み係数として1を掛けるか0を掛けるかの、その重み係数を判定して前記係数フィルタ手段に通知してやる係数判定手段(22)であって、前記帯域分割手段からのフレーム内サブバンド係数データと、前記動き補償帯域分割手段からの動き補償されたフレーム間予測サブバンド係数データと、を取り込んでその重み係数判定を行う前記係数判定手段(22)と、を具備したことを特徴とする動画像データの高能率符号化装置。
IPC (4件):
H04N 7/133 ,  G06F 15/66 330 ,  H03M 7/30 ,  H04N 7/137

前のページに戻る