特許
J-GLOBAL ID:200903089662723157

計数禁止時間の決定方法、及び光子計数装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 芳樹 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-003215
公開番号(公開出願番号):特開平9-189604
出願日: 1996年01月11日
公開日(公表日): 1997年07月22日
要約:
【要約】【課題】 宇宙線等に起因して生起するノイズを光電子増倍管の種類に応じて適切に除去しながら光子計数を行う光子計数装置を提供する。【解決手段】 本願に係る光子計数装置では、計測部(12、14、18、20、22、24及び26)が、光電子増倍管(1)から出力されるダークノイズパルスのうち、第1しきい値を超え、第1しきい値よりも大きな第2しきい値以下の低波高ノイズパルス、及び第2しきい値を超える高波高ノイズパルスの生起時刻をそれぞれ求め、演算部(26)が、低波高ノイズパルス及び高波高ノイズパルスの生起時刻、並びに所定の関数モデルを用いて、低波高ノイズパルスの強度の時間関数を推定し、低波高ノイズパルスの強度が所定の基準値以下となるまでの時間を求める。そして、計数制御部(17)が、高波高ノイズパルスが生起したときに、計数部による光子計数を、演算部が求めた時間だけ禁止する。
請求項(抜粋):
光電子増倍管を用いた光子計数に関して、光電子増倍管から出力される所定のダークノイズを除去するために計数を禁止する時間を決定する方法であって、光電子増倍管から出力されるダークノイズパルスを、所定の第1しきい値、及びこの第1しきい値よりも大きな第2しきい値と比較し、前記第1しきい値を超え、かつ、前記第2しきい値以下の低波高ノイズパルス、及び前記第2しきい値を超える高波高ノイズパルスの生起時刻をそれぞれ求める第1のステップと、前記低波高ノイズパルス及び高波高ノイズパルスの生起時刻、並びに所定の関数モデルを用いて、前記高波高ノイズパルスに引き続いて生起する前記低波高ノイズパルスの強度の時間関数を推定する第2のステップと、この時間関数に基づいて、前記高波高ノイズパルスが生起してから前記低波高ノイズパルスの強度が所定の基準値以下となるまでの時間を求め、この時間をもって計数を禁止する時間とする第3のステップと、を備える計数禁止時間の決定方法。

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