特許
J-GLOBAL ID:200903089696744277

キャブチルト装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 梶原 辰也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-232111
公開番号(公開出願番号):特開2001-055173
出願日: 1999年08月19日
公開日(公表日): 2001年02月27日
要約:
【要約】【課題】 逆止弁のばね荷重を大きく変えずにパイロット圧を高く設定する。【解決手段】 キャブチルト装置に使用されるパイロット操作形逆止弁16のシリンダ室50には解除用シリンダ装置の解除用油路37とパイロット通路49が接続された大径室50aとこれに隣接した小径室50bとが形成され、パイロットピストン51には大径室50aに配置の大径部50aと小径室50bに配置の小径部51bとが形成されている。パイロットピストン51の有効受圧面積を規定する小径部51bの断面積を通常のパイロット操作形逆止弁の四分の一に設定することで、逆止弁を開弁するパイロット圧力は通常の約四倍に設定する。【効果】 パイロットピストンの有効受圧断面積を小さくすることで、逆止弁を開弁するパイロット圧を高く設定できるため、チルト用シリンダ装置のピストンロッドの短縮作動が始まる以前に解除用シリンダ装置を作動できる。
請求項(抜粋):
キャブとフレームとの間に介設されキャブをチルトさせるチルト用シリンダ装置にキャブ下降防止装置が組み付けられており、このキャブ下降防止装置は一端が前記チルト用シリンダ装置のピストンロッドに枢着されたステーと、前記チルト用シリンダ装置のシリンダに固定され前記ステーに係合する下降阻止部材とを備えているキャブチルト装置において、前記下降阻止部材の前記ステーとの係合を解除する解除用シリンダ装置が前記チルト用シリンダ装置のシリンダに設置されており、この解除用シリンダ装置のシリンダ室は前記チルトシリンダ装置の下げ側給排油路と前記チルトシリンダ装置の上げ側給排油路に介装されたパイロット操作形逆止弁のパイロット通路とに接続されており、前記パイロット操作形逆止弁は一次ポートと二次ポートとの間に形成された弁口と、この弁口周りに形成された弁座と、この弁座に離着座して前記弁口を開閉する弁体と、前記弁口に隣接して形成されパイロット通路が接続されたシリンダ室と、このシリンダ室に装備されてピストンロッドが前記弁体に対向されたパイロットピストンとを備えており、このパイロットピストンの有効受圧面積が小さく設定されることより、このパイロット操作形逆止弁のパイロット圧力が高く設定されていることを特徴とするキャブチルト装置。

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