特許
J-GLOBAL ID:200903089702987209

差回転数依存自動カップリング

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萩野 平 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-340241
公開番号(公開出願番号):特開平10-184732
出願日: 1997年12月10日
公開日(公表日): 1998年07月14日
要約:
【要約】【課題】 既に僅かな回転数差のときでもビスカスカップリングとしてごく僅かな応答時間で公知の差動制限作用を一緒に構成し、回転数差が大きくなると、従って牽引需要が高まると差動制限作用を強化するように構成されたカップリングを提供する。【解決手段】 互いに支承されて共通の長手軸の周りを相互に回転可能な2つの部品を含み、これらの部品が、高粘性流体を充填した環状空間を形成している自動カップリングであって、環状ピストンがこの環状空間を軸方向で2つの室に仕切り、この環状ピストンが捩り剛性に、軸方向で摺動可能に、一方の部品に結合されており、長手軸を基準に螺旋状に延びる剪断通路が形成されており、環状ピストンによって分離された両方の室をこの剪断通路が互いに連絡し、環状空間の正面が他方の部品によって形成され、環状ピストンが環状空間の正面で支えられて制動力を生成することができる。
請求項(抜粋):
互いに支承されて共通の長手軸の周りを相互に回転可能な2つの部品(11、12、51、52)を含み、これら2つの部品の相対回転時にこれらの部品の間に差動制限作用を生成するために、高粘性流体を充填した環状空間(13、53)を両方の部品で形成するようにした自動カップリングにおいて、環状ピストン(14、54)が、環状空間(13、53)内に配置されていて、この環状空間を軸方向で2つの室(32、33、72、73)に仕切り、この環状ピストンが、連行要素(25、26、65、66)を介して捩り剛性に、且つ環状空間(13、53)内で軸方向に摺動可能に一方の部品(11、51)に結合されており、この環状ピストンが、側面(34、74)を他方の部品(12、52)の相手面(19、59)に密に当接させており、長手軸を基準に螺旋状に延びる少なくとも1つの剪断通路が、側面(34、74)と相手面(19、59)との間に形成されており、環状ピストン(14、54)によって分離された両方の室(32、33、72、73)をこの剪断通路が相互に連絡し、環状空間(13、53)の正面(20、21、60、61)が、他方の部品(12、52)によって形成され、環状ピストン(14、54)が、その正面(36、37、76、77)を環状空間(13、53)の正面(20、21、60、61)で少なくとも間接的に支えられて制動力を生成するように成したことを特徴とするカップリング。
FI (2件):
F16D 35/00 601 H ,  F16D 35/00 601 A

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