特許
J-GLOBAL ID:200903089718252462
並列計算機の実行制御方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-286404
公開番号(公開出願番号):特開平7-141305
出願日: 1993年11月16日
公開日(公表日): 1995年06月02日
要約:
【要約】【目的】 並列計算機を不特定多数のユーザで同時に用いる際に、プロセッサの利用効率を上げる方法を提供する。【構成】 各ジョブをサブミットする際に、ジョブの最小要求プロセッサ台数、使用上限プロセッサ台数、要求実行時間など実行条件を指定し、プロセッサの各実行ジョブに対する利用状況と空きプロセッサ数を管理するテーブル3と、各稼働ジョブの占有使用プロセッサと経過時間を管理するテーブル4と、各実行待ちジョブの実行条件を管理するテーブル2を利用し、実行待ちジョブの先頭のジョブについて、そのジョブが要求する最小のプロセッサ台数が空き状態にあるかいなかを判別する。割り当てるべき空きプロセッサが不足のときには、そのジョブが必要とする数のプロセッサが空き状態になるまで、後続のジョブを起動することなく待たせるか、あるいはその後続のジョブを先に起動するかを上記テーブル内の情報を使用して判別する。
請求項(抜粋):
(a)複数のプロセッサを有する並列計算機における実行を待つ複数のジョブの各々に対して、そのジョブに関して指定された、そのジョブの実行に使用すべきプロセッサの台数を表す要求プロセッサ台数を記憶し、(b)いくつかの空きプロセッサが発生した時点で、該複数の実行待ちジョブのうち、最先に実行要求が発行されたジョブ(最先のジョブ)に関して記憶された要求プロセッサ台数が、該空きプロセッサの総数以下か否かを判別し、(c)そのステップ(b)による判別の結果、その最先のジョブに対して記憶された要求プロセッサ台数がその空きプロセッサの総数より小さいと判別されたときに、その最先のジョブに対して該要求プロセッサ台数以上のプロセッサを割り当てて、該最先のジョブを起動し、(d)そのステップ(b)による判別の結果、その最先のジョブに対して記憶された要求プロセッサ台数がその空きプロセッサの総数より大きいと判別されたときに、その最先のジョブの実行要求が発行されてから現在までの累積待ち時間に基づいて、該最先のジョブとその後続のジョブのいずれを優先して起動すべきかを判別し、(e)該最先のジョブを優先して起動すべきと判別されたときには、該最先のジョブに対して記憶された要求プロセッサ台数以上の空きプロセッサが発生するのを待ち、(f)該最先のジョブに優先していずれかの後続のジョブを起動すべきと判別されたときには、該最先のジョブの後続のジョブに関して、該ステップ(b),(c)を実行するステップからなる並列計算機の実行制御方法。
IPC (2件):
G06F 15/16 430
, G06F 15/16
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