特許
J-GLOBAL ID:200903089723017439

計算機システムにおける負荷分散方法及びそれを利用した計算機システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大菅 義之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-167902
公開番号(公開出願番号):特開平8-030558
出願日: 1994年07月20日
公開日(公表日): 1996年02月02日
要約:
【要約】【目的】 本発明の目的は、負荷を適正に分配することにより計算機システム全体の処理効率を向上させることである。【構成】 実行器iは、実行中のプログラムが各実行器と通信を行う度に、通信回数配列の該当するプログラムの要素の値を「1」インクリメントする(図6(B)のS42)。移動候補のプログラムmとそのプログラムmの移動先候補の実行器nとの間の通信量を見積もる(同図(C)のS43)。そして、通信回数配列の移動候補のプログラムmの各配列の値の総和、即ち通信回数の総和から、移動先候補の実行器nとの通信回数を減算し、減算結果に「1」を加えたものを、プログラムmの移動後通信量とする。また、実行器i以外の他の実行器の要素の総和をプログラムmの移動前通信量とする。そして、移動前通信量及び移動後通信量に通信時間係数として「1」を乗算して移動前通信時間及び移動通信時間を求め、移動後通信時間が移動前通信時間より短くなるプログラムと実行器の組み合わせが存在したなら、その実行器にプログラムを割り当てる。
請求項(抜粋):
複数のプログラムをそれぞれ実行する複数の実行器と、該複数の実行器を制御する制御器とからなる計算機システムにおいて、前記実行器が、実行すべきプログラムと自己の実行器を含む各実行器との間の通信量を見積もる通信量見積り手段と、前記通信量見積り手段によって見積もられた通信量に基づいて、前記プログラムを自己の実行器で実行した場合の該プログラムと他の実行器との間の移動前通信時間と、該プログラムを他の実行器に移動させた場合の該プログラムと移動先実行器以外の他の実行器との間の移動後通信時間とを算出する通信時間算出手段と、前記通信時間算出手段によって算出された移動後通信時間が移動前通信時間より短くなるプログラムと実行器との組み合わせを抽出し、該抽出した実行器に該プログラムを割り当てるように前記制御器に通知する負荷割り当て手段とを備えることを特徴とする計算機システム。

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