特許
J-GLOBAL ID:200903089762583328

着色金属質顔料

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 司朗
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-514703
公開番号(公開出願番号):特表平9-511279
出願日: 1995年10月20日
公開日(公表日): 1997年11月11日
要約:
【要約】顔料粒子とワックスの混合物で処理された金属質粒子を含む着色金属質顔料であって、有機金属カップリング剤により前記の処理された金属粒子の表面に重合体殻が形成されている。前記カップリング剤は、前記金属質粒子と結合できる加水分解されやすい基と、前記重合体殻を結合させる働きをなす加水分解されにくい基を持つ。
請求項(抜粋):
請求項1. 金属質粒子と、 ワックスに分散された着色顔料からなり、前記金属質粒子の表面の一部に吸着されている顔料分散物と、 加水分解されやすい基を持ち、該加水分解されやすい基によって金属質粒子の表面に配されている有機金属カップリング剤と、 重合体殻とを備え、 前記有機金属カップリング剤は、加水分解されにくい基を持ち、該加水分解されにくい基が前記重合体殻と結合していることを特徴とする着色金属質顔料。請求項2. 前記金属質粒子は、 アルミニウム、亜鉛、鉄、ニッケル、スズ、銅、銀、黄銅または青銅からなることを特徴とする請求項1記載の着色金属質顔料。請求項3. 前記着色顔料は、 アゾレ-キ顔料、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、フタロシアニン顔料、threne顔料、インジゴ顔料、ペリノン顔料、ペリレン顔料、フタロン顔料、ジオキサジン顔料、キナクリドン顔料、イソインドリノン顔料、金属錯体顔料、ピロロピロ-ル顔料、無機顔料からなるグル-プから選択されることを特徴とする請求項1記載の着色金属質顔料。請求項4. 有機金属カップリング剤は、 シランカップリング剤、チタンカップリング剤、ジルコネ-トカップリング剤からなるグル-プから選択されることを特徴とする請求項1記載の着色金属質顔料。請求項5. 着色顔料とワックスとを分散して顔料分散物を作製する第1ステップと、 金属質粒子と第1ステップで作製した顔料分散物とを混合して、顔料分散物を金属質粒子の表面の一部に吸着させることによって処理金属質粒子を形成する第2ステップと、 少なくとも1つの加水分解されやすい基と少なくとも1つの加水分解されにくい有機基とを持つ有機金属カップリング剤を添加することによって、加水分解されやすい基を前記処理金属質粒子の表面と反応させて有機金属カップリング剤を処理金属質粒子の表面に配する第3ステップと、 重合可能な二重結合を3つ以上持つ単量体を含む重合可能な二重結合を持つ1種類以上の単量体と、重合開始剤とを添加する第4ステップと、 前記単量体を重合することによって、前記処理金属質粒子の表面に重合体殻を形成する第5ステップとを備え、 第3ステップで加えられる有機金属カップリング剤の加水分解されにくい有機基が、第5ステップで形成される重合体殻と結合されるよう製造することを特徴とする着色金属質顔料の製造方法。請求項6. 前記第1ステップでは、顔料粒子とワックスを第1有機溶媒中で分散し、 前記第2ステップでは、金属質粒子と分散系と混合することによって、第1有機溶媒の一部が分離してペ-ストが作製されることを特徴とする請求項5記載の着色金属質顔料の製造方法。請求項7. 前記第2ステップでは、混合物のペ-ストを攪拌し、ワックスと顔料との混合物を物理的に金属質粒子に吸着させることを特徴とする請求項6記載の着色金属質顔料の製造方法。請求項8. 前記第3ステップの前に、前記第2ステップで処理した金属質粒子を第2有機溶媒に分散することを特徴とする請求項6記載の着色金属質顔料の製造方法。請求項9. 前記第4ステップでは、単量体と共に重合開始剤を添加し、 前記第5ステップでは、重合反応を開始させるため加熱することを特徴とする請求項8記載の着色金属質顔料の製造方法。請求項10. 前記第2ステップで用いられる金属質粒子は、 アルミニウム、亜鉛、鉄、ニッケル、スズ、銅、銀、黄銅または青銅からなることを特徴とする請求項5記載の着色金属質顔料の製造方法。請求項11. 前記第1ステップで用いる着色顔料は、 アゾレ-キ顔料、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、フタロシアニン顔料、threne顔料、インジゴ顔料、ペリノン顔料、ペリレン顔料、フタロン顔料、ジオキサジン顔料、キナクリドン顔料、イソインドリノン顔料、金属錯体顔料、ピロロピロ-ル顔料、無機顔料からなるグル-プから選択されることを特徴とする請求項5記載の着色金属質顔料の製造方法。請求項12. 前記第3工程で用いる有機金属カップリング剤は、 シランカップリング剤、チタンカップリング剤、ジルコネ-トカップリング剤からなるグル-プから選択されることを特徴をする請求項5記載の着色金属質顔料の製造方法。
IPC (6件):
C09C 3/00 ,  C08F 2/44 ,  C09B 67/08 ,  C09B 67/20 ,  C09C 1/62 ,  C09D 7/12
FI (6件):
C09C 3/00 ,  C08F 2/44 A ,  C09B 67/08 C ,  C09B 67/20 F ,  C09C 1/62 ,  C09D 7/12
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 合成樹脂で被覆した金属顔料、該顔料の製造方法及び用途
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-073895   出願人:エッカルト-ヴェルケシュタンダルトブロンツェプルファー-ヴェルケカールエッカルトゲゼルシャフトミットベシュレンクテルハフツングウントコムパニー
  • 特開昭63-179972
  • 特開昭58-141248
審査官引用 (3件)
  • 合成樹脂で被覆した金属顔料、該顔料の製造方法及び用途
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-073895   出願人:エッカルト-ヴェルケシュタンダルトブロンツェプルファー-ヴェルケカールエッカルトゲゼルシャフトミットベシュレンクテルハフツングウントコムパニー
  • 特開昭63-179972
  • 特開昭58-141248

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