特許
J-GLOBAL ID:200903089765039831

導電用高耐熱性アルミニウム合金の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-225105
公開番号(公開出願番号):特開平5-017855
出願日: 1991年08月09日
公開日(公表日): 1993年01月26日
要約:
【要約】【目的】 導電率が59%以上,連続使用温度が230°Cで、所定の強度を有する導電用高耐熱性Al合金(XTAl)を効率よく製造する方法を提供する。【構成】 Al-Zr系合金にFe,Si,Beを所定量含有させたAl合金を750°C以上の温度で鋳造して、Zrが強制固溶した鋳塊となし、この鋳塊を所定温度で熱間加工して、鋳造組織と巨大晶出物が破壊・粉砕され且つZrの析出サイトとなる転位が増殖した荒引線となし、この荒引線に時効処理を施してZrを前記転位上に均一微細に析出させ、次いでこの荒引線を冷間加工後、加熱処理して残存する固溶Zrを析出させて、導電率,引張り強さ,耐熱性がバランスした導電用高耐熱性Al合金を製造する。Zrは、Si及びBeの析出促進作用により比較的短時間の時効処理及び加熱処理により均一微細に析出する。
請求項(抜粋):
Zrを0.15〜0.4WT%,Feを0.1〜0.5WT%,Siを0.05〜0.2WT%,Beを0.005〜0.05WT%含有し、且つSiとBeの含有量が次の関係式、0.3X+Y≧0.035WT%,0.4X+Y≦0.11WT%(但し、式中X及びYは各々Si及びBeのWT%で示される含有量。)を満足し、残部がAlと不可避不純物からなるAl合金を加熱溶融し、この加熱溶融したAl合金を750°C以上の温度で鋳造して鋳塊となし、次いでこの鋳塊に550°C以下の温度で熱間圧延を開始し、仕上がり温度が350°C以下の温度となる間に減面率80%以上の加工を施して荒引線となし、次いでこの荒引線に300〜450°Cの温度範囲で1〜70時間の時効処理を施したのち、減面率65%以上の冷間加工を施して加工線材となし、しかるのちこの加工線材に350〜500°Cの温度範囲で0.5〜10時間の加熱処理を施すことを特徴とする導電用高耐熱性アルミニウム合金の製造方法。
IPC (6件):
C22F 1/04 ,  B21C 1/00 ,  B21C 9/00 ,  B22D 11/00 ,  B22D 11/06 320 ,  C22C 21/00
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭60-131956
  • 特開昭64-065246

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