特許
J-GLOBAL ID:200903089785960277

変速装置の制御方法および制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-205192
公開番号(公開出願番号):特開2001-041318
出願日: 2000年07月06日
公開日(公表日): 2001年02月13日
要約:
【要約】【課題】 機械式変速装置の慣性ブレーキを、発熱及び摩耗から保護する。【解決手段】 機械式変速装置14において、慣性ブレーキ19による減速無しには、予め設定された時間内にアップシフトを実行できなくなったときにのみ、慣性ブレーキ19を使用する。また、低減速度となる使用では予め設定された時間内にアップシフトを完了することができないときにのみ、高減速度で使用することで、慣性ブレーキ19を発熱及び摩耗からから保護する。更に、慣性ブレーキ温度のシミュレート値を規定し、当該シミュレート値が第1の基準値よりも低い場合に限り慣性ブレーキ19を作動させる。又、当該シミュレート値が第2の基準値よりも低い場合に限り、慣性ブレーキ19を高減速度で作動させる。なお、前記第1の基準値は、前記第2の基準値よりも大きい値とする。
請求項(抜粋):
燃料制御型エンジン(12)と、該エンジンに対し連結手段(16)によって連結される入力軸(18)を有する機械式多段変速機(14)と、前記入力軸の回転速度を減速させる慣性ブレーキ(19)と、前記変速機のシフト操作のために、エンジン速度(ES)、係合ギヤ比(GR)及び車両速度(OS)の少なくとも一つを含む入力信号(24)を受取り、該入力信号を所定のロジックに則って処理し、変速機アクチュエータ(44)を含むシステムアクチュエータへと指令出力信号(28)を出力する制御装置(26)と、前記慣性ブレーキを操作するための慣性ブレーキアクチュエータ(19C)と、を含む車両の機械式自動変速装置(10)における自動アップシフト制御方法であって、(a)現在の係合ギヤ比(GR)からのアップシフトが要求されているか否かを決定し、(b) 現在の係合ギヤ比(GR)からのアップシフトが要求されている場合には、(i)前記慣性ブレーキの操作無しに、要求されるアップシフトを実行可能であるか否かを決定し、(ii)前記慣性ブレーキの操作無しに、要求されるアップシフトを実行可能であると判断された場合には、前記慣性ブレーキを操作すること無く、要求されるアップシフトを実行し、(iii) 前記慣性ブレーキの操作無しに、要求されるアップシフトを実行不可能であると判断された場合には、前記慣性ブレーキを操作することで、要求されるアップシフトを実行可能であるか否かを決定し、(iv) 前記慣性ブレーキを操作しても、要求されるアップシフトを実行不可能であると判断された場合には、要求されるアップシフトを開始せず、(c)要求されるアップシフトは前記慣性ブレーキを操作することで実行可能となるが、前記慣性ブレーキの操作無しには実行不可能であると判断された場合には、(i)前記慣性ブレーキの温度のシミュレート値(TSIM)を求め、(ii)該シミュレート値を所定の基準値と比較し、前記シミュレート値が前記基準値を上回るとき、要求されるアップシフトを開始せず、前記基準値が前記シミュレート値を上回るとき、要求されるアップシフトを実行する、ことを特徴とする変速装置の制御方法。
IPC (7件):
F16H 61/16 ,  F16H 59:42 ,  F16H 59:44 ,  F16H 59:54 ,  F16H 59:70 ,  F16H 59:78 ,  F16H 63:20

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