特許
J-GLOBAL ID:200903089835147181

一方向クラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-247660
公開番号(公開出願番号):特開2003-056601
出願日: 2001年08月17日
公開日(公表日): 2003年02月26日
要約:
【要約】【課題】 トルク伝達能力とクラッチ入切の応答性が優れ、かつ、組み立てが容易で弾性体が損傷し難い一方向クラッチを提供することである。【解決手段】 ころ4を付勢する弾性体として、大きなリング状部を有し、このリング状部で広範囲に弾性変形するC形ばね5を採用し、このC形ばね5を弾性縮径して、その一端に設けたフック部5aを外輪1の内周面に設けた溝6に係止し、その他端に設けたフック部5bでころ4aをカム面2に係合される方向に押圧することにより、クラッチの組み立てが容易で弾性体の損傷も生じることがなく、かつ、総ころ状態で配された全てのころ4が常に相互の当接状態を保って、C形ばね5の押圧力を確実、かつ瞬時に伝達されるようにした。
請求項(抜粋):
外方部材の内周面または内方部材の外周面のいずれか一方に複数の傾斜カム面を設け、他方を円筒面に形成し、前記各カム面と対向する位置にころを収容し、これらのころを係合子として弾性体により前記カム面に係合される方向へ付勢した一方向クラッチにおいて、前記各ころを周方向両側で直接相互に当接させるか、またはこれらのころよりも小径の補助ころを介して相互に当接させて配し、前記弾性体を前記外方部材と内方部材間の環状空間に沿ってその軸方向端部に配置される少なくとも一つのC形ばねとして、その一端を前記外方部材または内方部材に係止し、その他端に前記環状空間側へ突き出すフック部を設け、このC形ばねを弾性縮径して、前記フック部を前記ころまたは補助ころの円筒面に押圧し、この押圧力を前記相互に当接するころを介して全てのころに伝達して、各ころを前記カム面に係合される方向へ付勢したことを特徴とする一方向クラッチ。

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