特許
J-GLOBAL ID:200903089876848780

トルクコンバータ車の制動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-104410
公開番号(公開出願番号):特開平10-291432
出願日: 1997年04月22日
公開日(公表日): 1998年11月04日
要約:
【要約】【課題】 インチング走行時における駆動トルクと、制動トルクのオーバーラップとを最小限にしてブレーキフェード現象及びトルクコンバータのオイルの温度の異常上昇を抑制する。【解決手段】 油圧ポンプ3から湿式クラッチ7a,7bへ作動油を供給する管路15に、3位置切換え可能なインチングバルブ10が設けられている。ブレーキ回路9へ作動油を供給する管路22に、制動位置と解除位置との2位置に切換え可能なブレーキバルブ8が設けられている。ブレーキバルブ8はパイロット油圧により制御され、スプリング23の付勢力に抗して制動位置に保持する油圧を供給する制動用管路24が、インチングバルブ10よりクラッチ7a等側に連通された状態で設けられている。インチングバルブ10がクラッチ7a,7bに作動油を供給可能な状態では、ブレーキバルブ8は制動位置に保持される。
請求項(抜粋):
エンジンの出力を変速して伝達するトルクコンバータと、前記トルクコンバータのトルクを湿式クラッチを介して出力軸に伝達するトルクコンバータ車において、油圧ポンプから前記クラッチへ作動油を供給する管路に設けられ、油圧ポンプから前記クラッチへの作動油の流量が前記クラッチを完全に接続した状態に保持可能な量となる第1の位置と、前記クラッチを半クラッチ状態に保持する量となる第2の位置と、前記クラッチへの作動油の供給を遮断するとともにクラッチの油圧をドレインに導く第3の位置とに切換可能なインチングバルブと、前記インチングバルブを操作するペダルと、油圧ポンプからブレーキ回路へ作動油を供給する管路に設けられ、作動油をブレーキ回路に供給可能な制動位置と、作動油のブレーキ回路への供給を遮断するとともにブレーキ回路をオイルタンクに連通させる制動解除位置とに切り換え可能なブレーキバルブと、前記ブレーキバルブを制動解除位置側へ付勢する付勢手段と、前記ブレーキバルブを前記付勢手段の付勢力に抗して制動位置に保持する油圧を供給するためその端部が、前記クラッチへの作動油供給用の管路の前記インチングバルブより前記クラッチ側に連通された制動用管路とを備えたトルクコンバータ車の制動装置。
IPC (4件):
B60K 41/24 ,  B60T 7/12 ,  B66F 9/22 ,  F16D 25/14 680
FI (4件):
B60K 41/24 ,  B60T 7/12 F ,  B66F 9/22 Z ,  F16D 25/14 680
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • 産業車両のインチング装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-028152   出願人:株式会社豊田自動織機製作所
  • 特開昭50-055031
  • 特開平3-248929
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