特許
J-GLOBAL ID:200903089885961599

押込型硬度測定方法、押込型硬度測定装置、及び記憶媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 半田 昌男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-051073
公開番号(公開出願番号):特開平10-307093
出願日: 1998年03月03日
公開日(公表日): 1998年11月17日
要約:
【要約】【課題】 押込型硬度測定装置では、圧子が磨耗すると形成された圧痕稜線部に曲率ができ、撮影された圧痕の画像には稜線部の磨耗に伴ったノイズが混入し、圧痕の形状特定ができなくなるという問題があった。【解決手段】 本発明の押込型硬度測定装置では、撮影された圧痕21の外側に圧痕探索用範囲12を設定し、圧痕の外側から圧痕方向へ向けてスキャンして圧痕の境界線を探索する。この方法により従来の装置では圧痕にノイズが混入して、圧痕内部側から圧痕の形状を特定できないような場合でも、容易に圧痕の形状を特定することができるようになった。また、圧子の交換サイクルが延びるので交換作業負荷と圧子の部品コストの削減が図られる。
請求項(抜粋):
所定の荷重で試験片の表面に圧子を押付け、圧痕を形成した後、該圧痕の形状を元に試験片の硬度を算出する押込型硬度測定方法であって、撮影された圧痕画像信号を数値化し、次いで互いに直交する二つの軸の各々について各軸の直角方向の各ライン毎に前記数値化情報を積算し、予め定められたしきい値と前記積算値とを比較して、しきい値以上の値を持った範囲を第一の範囲とし、該第一の範囲より外側から、圧痕方向に前記数値化情報の最初の変化点を探索し、その変化点から圧痕境界を定めることにより圧痕形状を算出することを特徴とする押込型硬度測定方法。

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