特許
J-GLOBAL ID:200903089937691110

α,β-不飽和カルボン酸の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 曉司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-153651
公開番号(公開出願番号):特開平7-010801
出願日: 1993年06月24日
公開日(公表日): 1995年01月13日
要約:
【要約】【構成】 炭素原子数が3〜8個の脂肪族飽和炭化水素を複合金属酸化物触媒の存在下、気相接触酸化反応させて、α,β-不飽和カルボン酸を製造する方法において、該複合金属酸化物触媒が特定の複合金属酸化物を含み、原料ガスとして前記脂肪族飽和炭化水素と水蒸気及び酸素含有ガスとを用い、かつ、原料ガスの組成モル分率が、【数1】(脂肪族飽和炭化水素):(酸素):(希釈ガス):(H2O)=1:(0.1〜10.0):(0〜20):(0.2〜70)であることを特徴とするα,β-不飽和カルボン酸の製造方法。【効果】 本発明方法によれば、炭素数が3〜8個の脂肪族飽和炭化水素を原料として、一段法により高い収率で目的とするα,β-不飽和カルボン酸を製造することができる。
請求項(抜粋):
炭素原子数が3〜8個の脂肪族飽和炭化水素を複合金属酸化物触媒の存在下、気相接触酸化反応させて、α,β-不飽和カルボン酸を製造する方法において、該複合金属酸化物触媒が、以下の1)から4)の内1種以上の複合金属酸化物を含むこと、原料ガスとして上記脂肪族飽和炭化水素と水蒸気及び酸素含有ガスとを含むものを用いること、並びに、該原料ガスの組成モル分率が、【数1】(脂肪族飽和炭化水素):(酸素):(希釈ガス):(H<SB>2</SB>O)=1:(0.1〜10.0):(0〜20):(0.2〜70)であることを特徴とするα,β-不飽和カルボン酸の製造方法。1)Mo、V、Te、X<SP>1</SP>および酸素を必須成分とし(但し、X<SP>1</SP>は、ニオブ、タンタル、タングステン、チタン、アルミニウム、ジルコニウム、クロム、マンガン、鉄、ルテニウム、コバルト、ロジウム、ニッケル、パラジウム、白金、アンチモン、ビスマス、ホウ素、インジウムおよびセリウムからなる群から選ばれた1種以上の元素を表す)、酸素を除く上記必須成分の合計に対する各必須成分の存在割合が、下記式、【数2】0.25 < r<SB>Mo</SB> < 0.980.003 < r<SB>V</SB> < 0.50.003 < r<SB>Te</SB> < 0.50.003 < r<SB>X1</SB> < 0.5(ただし、r<SB>Mo</SB>、r<SB>V</SB>、r<SB>Te</SB>及びr<SB>X1</SB>は、それぞれ酸素を除く上記必須成分の合計モル数に対するMo、V、Te及びX<SP>1</SP>のモル分率を表す)であるような複合金属酸化物。2)Bi、Mo、X<SP>2</SP>および酸素を必須成分とし(但し、X<SP>2</SP>は、バナジウム、ニオブ、タンタル、タングステン、チタン、アルミニウム、ジルコニウム、クロム、マンガン、鉄、ルテニウム、コバルト、ロジウム、ニッケル、パラジウム、白金、アンチモン、リン、ホウ素、鉛、ガリウム、インジウム、セリウム、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、タリウム、銅および銀からなる群から選ばれた1種以上の元素を表す)、酸素を除く上記必須成分の合計に対する各必須成分の存在割合が、下記式、【数3】0.25< s<SB>Bi</SB> <0.830.09< s<SB>Mo</SB> <0.660.005< s<SB>X2</SB> <0.59(ただし、s<SB>Bi</SB>、s<SB>Mo</SB>、及びs<SB>X2</SB>はそれぞれ酸素を除く上記必須成分の合計モル数に対するBi、Mo及びX<SP>2</SP>のモル分率を表す)であるような複合金属酸化物。3)V、X<SP>3</SP>および酸素を必須成分とし(但し、X<SP>3</SP>は、鉄、アンチモン、リン、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、タングステン、チタン、アルミニウム、ジルコニウム、錫、ゲルマニウムおよびインジウムからなる群から選ばれた1種以上の元素を表す)、酸素を除く上記必須成分の合計に対する各必須成分の存在割合が、下記式、【数4】0.23< t<SB>V</SB> <1.00< t<SB>X3</SB> <0.77(ただし、t<SB>V</SB>及びt<SB>X3</SB>はそれぞれ酸素を除く上記必須成分の合計モル数に対するV及びX<SP>3</SP>のモル分率を表す)であるような複合金属酸化物。4)Fe、X<SP>4</SP>および酸素を必須成分とし(但し、X<SP>4</SP>は、アンチモン、リン、クロム、チタン、モリブデン、アルミニウム、ジルコニウム、錫、ゲルマニウムおよびインジウムからなる群から選ばれた1種以上の元素を表す)、酸素を除く上記必須成分の合計に対する各必須成分の存在割合が、下記式、【数5】0.23< u<SB>Fe</SB> <1.00< u<SB>X4</SB> <0.77(ただし、u<SB>Fe</SB>及びu<SB>X4</SB>はそれぞれ酸素を除く上記必須成分の合計モル数に対するFe及びX<SP>4</SP>のモル分率を表す)であるような複合金属酸化物。
IPC (5件):
C07C 57/05 ,  B01J 27/057 ,  C07C 51/225 ,  C07C 57/03 ,  C07B 61/00 300
引用特許:
審査官引用 (8件)
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