特許
J-GLOBAL ID:200903090014050102

車両用パワーステアリング装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 光石 俊郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-268849
公開番号(公開出願番号):特開平6-115453
出願日: 1992年10月07日
公開日(公表日): 1994年04月26日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 広範囲の操舵条件で運転者の負担を少なくして操舵条件に合った操舵を可能にする。【構成】 トーションバー9を有するステアリング機構1を設け、オイルポンプ33に接続されるロータリバルブ16を入力軸と出力軸の間に設け、入力軸もしくは出力軸の一方に被押圧部を突設し他方にこの被押圧部を押圧する押圧子を備えたバルブ駆動機構15を設け、トーションバーの捩じれ方向にロータリバルブを回転させて得られるアシスト力と捩じれ方向と逆の方向にロータリバルブを回転させて得られるアシスト力との目標アシスト力を設定し、設定されたアシスト力になるように押圧子を駆動する押圧子駆動機構を設け、ロータリバルブの作動角に対するロータリバルブの圧力そのものを制御し、ハンドルの操舵力を広範囲の操舵条件で運転者の負担を少なくして変化させる。
請求項(抜粋):
操舵輪につながる出力軸をトーションバーの一端部に連結すると共にハンドルにつながる入力軸をトーションバーの他端部に連結してなり、前記ハンドルの操舵操作にしたがって前記操舵輪を操舵するステアリング機構と、所定の油圧を発生させる油圧発生部と、前記ステアリング機構の前記入力軸と前記出力軸との間に設けられ、前記油圧発生部に接続されて前記ハンドルの操舵操作時における前記トーションバーの捩じれにしたがい相対変位して油圧のアシスト力を出力するロータリバルブと、該ロータリバルブからの油圧で前記操舵輪を操舵方向に駆動するシリンダ機構と、前記ステアリング機構の前記入力軸と前記出力軸との間に設けられ、該入力軸もしくは該出力軸の一方に突設された被押圧部を有すると共に該被押圧部を軸方向両側に押圧するために該入力軸もしくは該出力軸の他方側に具えられた押圧子を有し、該押圧子の駆動による前記被押圧部の押圧で前記トーションバーに独立した捩じりモーメントを発生させるバルブ駆動機構と、該バルブ駆動機構の前記押圧子を電磁弁の励磁によって駆動させる押圧子駆動手段と、前記トーションバーの捩じれ方向と同方向に前記ロータリバルブを回転させることで得られるアシスト力と前記トーションバーの捩じれ方向と逆方向に前記ロータリバルブを回転させることで得られるアシスト力との目標値である目標アシスト力が設定されると共に、ハンドルの操舵操作時に該目標アシスト力となるように前記バルブ駆動機構の前記押圧子を駆動させるべく、前記電磁弁の励磁を行なう制御手段とを備え、該制御手段は、車両の速度が所定値以下の低速域で前記ハンドルを中立状態に操舵させるアシスト力を発生させるセンタリング制御機能、前記低速域で前記ハンドルの操舵方向と同方向にアシスト力を発生させる操舵力制御機能、および車両の速度が所定値以上の高速域で前記ハンドルの操舵方向と同方向もしくは逆方向にアシスト力を発生させる操舵反力制御機能を有し、前記制御手段の前記操舵力制御機能に、予め設定された目標操舵トルクと実操舵トルクとのトルク差が、前回演算された前回トルク差よりも大きい場合にアシスト力を増加させる一方、前記トルク差が負の値もしくは前記前回トルク差よりも小さい場合に時間の経過によってアシスト力を低減させる手段を備えたことを特徴とする車両用パワーステアリング装置。
IPC (7件):
B62D 6/02 ,  B62D 5/083 ,  B62D 6/00 ,  B62D101:00 ,  B62D113:00 ,  B62D117:00 ,  B62D119:00

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