特許

J-GLOBAL ID：200903090017886228

高周波磁気特性および被膜特性に優れた低鉄損方向性電磁鋼板の製造方法

発明者： 早川 康之 ,  高宮 俊人 ,  千田 邦浩 ,  黒沢 光正
出願人/特許権者： 川崎製鉄株式会社
代理人 (1件)： 白木 大太郎
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2000-396177
公開番号（公開出願番号）：特開2002-194434
出願日： 2000年12月26日
公開日（公表日）： 2002年07月10日
要約：

【要約】【課題】 300〜2,000Hzの高周波の下で作動する電子機器向けの方向性電磁鋼板の製造方法を提供することを目的とし、特に鉄損が低く、かつ被膜特性が優れた電磁鋼板の製造方法を提供することを目的とする。【解決手段】 方向性電磁鋼板の製造方法において、前記珪素鋼スラブをCr:0.10〜5.0%を含有したものとし、かつ、最終板厚にする冷間圧延の直前の焼鈍を下記の条件により行うことする。記:最終板厚にする冷間圧延の直前の焼鈍条件(1)該焼鈍の昇温過程の800〜900°Cの温度域において10秒以上滞留させること。(2)該焼鈍の焼鈍雰囲気を酸素ポテンシャルP(H2O)/P(H2)が0.05〜0.6の範囲である湿潤水素-窒素混合雰囲気下で行うこと。

請求項（抜粋）：

珪素鋼スラブを加熱後熱間圧延し、次いで必要に応じて熱延板焼鈍を施した後中間焼鈍を挟んで2回以上の冷間圧延を行うか、あるいは熱延板焼鈍後1回の冷間圧延を行って最終板厚にしたのち、一次再結晶焼鈍、次いで最終仕上げ焼鈍を施す一連の工程からなる方向性電磁鋼板の製造方法において、前記珪素鋼スラブを質量比でC:0.002〜0.10%、Si:1.0〜4.0%、Mn:0.03〜0.20%、Sol.Al:0.003〜0.035%、N:0.0015〜0.0100%、かつCr:0.10〜5.0%を含有し、残部実質的に鉄及び不可避的不純物からなるものとし、かつ、前記最終板厚にする冷間圧延の直前の焼鈍を下記の条件により行うことを特徴とする高周波磁気特性および被膜特性に優れた低鉄損方向性電磁鋼板の製造方法。記:最終板厚にする冷間圧延の直前の焼鈍条件(1)該焼鈍の昇温過程の800〜900°Cの温度域において10秒以上滞留させること。(2)該焼鈍の焼鈍雰囲気を酸素ポテンシャルP(H2O)/P(H2)が0.05〜0.6の範囲である湿潤水素-窒素混合雰囲気下で行うこと。

IPC (5件)：

C21D 8/12 ,  H01F 1/16 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/18 ,  C22C 38/60

FI (5件)：

C21D 8/12 B ,  H01F 1/16 B ,  C22C 38/00 303 U ,  C22C 38/18 ,  C22C 38/60

Fターム (18件)：

4K033AA02 ,  4K033CA01 ,  4K033CA02 ,  4K033CA03 ,  4K033CA07 ,  4K033CA09 ,  4K033HA01 ,  4K033HA03 ,  4K033JA02 ,  4K033MA01 ,  4K033MA03 ,  5E041AA02 ,  5E041AA19 ,  5E041CA02 ,  5E041CA08 ,  5E041HB11 ,  5E041NN01 ,  5E041NN18