特許
J-GLOBAL ID:200903090031686568
時間価値を考慮した管理会計の方法、システムおよびプログラム記録媒体
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
溝上 哲也 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-173746
公開番号(公開出願番号):特開2001-350893
出願日: 2000年06月09日
公開日(公表日): 2001年12月21日
要約:
【要約】【課題】 従来の投資分析方法は、DCF法によりプロジェクト案を比較検討してプロジェクト単位に投資の分析評価を行うものはあっても、企業の現実の損益計算と対比した上で、投資が経営目標として設定した目標ROEを達成するものであるかを分析し、投資の意思決定を行うことが可能なものは存在しなかった。また、DCF法による時間価値を会計で表現できなかったため、採択された意思決定内容を損益計算に変換することが不可能であった。【解決手段】 目標ROEを株式資本の利率KE として入力し、加重平均資本コストWACC(Weighted Average Cost of Capital)を求め、このWACCを割引率としてキャッシュフローの正味現在価値NPV(Net Present Value )を算出すると共に、採択された意思決定内容を損益計算書に展開して、資本コストを加味した正味利益で業績評価する時間価値を考慮した管理会計の方法を用いる。
請求項(抜粋):
入力されたデータをメモリ上のワークシートに格納するデータ格納手段と、前記メモリ上のワークシートを表示するデータ表示手段と、前記ワークシート内のセルに記述された計算式に従って演算を行う計算手段と、を備えたコンピュータシステムにより企業に関する経済的情報を提供する管理会計の方法であって、経営目標として設定した目標ROEのデータをワークシート上の目標ROE入力セルに入力し、これをメモリに格納する第1の段階と、前記第1の段階でメモリに格納された目標ROEのデータを株主資本の利率KEとし、株主資本をE、有利子負債をD、有利子負債の利率をKD 、実効税率をt、加重平均資本コストをWACC(Weighted Average Cost of Capital)とするとき、ワークシート上のセルに記述された以下の数1及び/又は数2の計算式により、現場用税引前WACC、本社用税引後WACCの何れか一方又は双方を求める第2の段階と、キャッシュフローをCF、利払前税引前償却前利益をEBITDA(Earning Before Interest,Tax,Depreciation and Amortization )とするとき、このEBITDAを予測損益計算書から求めて、運転資金増加、固定資産投資をワークシート上のセルに記述された以下の数3の計算式に与えて予測CFを求める第3の段階と、ワークシート上のセルに記述された以下の数4の計算式に、前記現場用税引前WACCを割引率として与え、前記予測CFの正味現在価値NPV(Net PresentValue )を求めるか、又は、ワークシート上のセルに記述された以下の数4の計算式に、前記本社用税引後WACCを割引率として与え、前記税引後CFの正味現在価値NPVを求める第4の段階と、を有し、この予測CF又は税引後CFの正味現在価値NPVを算出して、投資が経営目標として設定した目標ROEを達成しているかを分析する時間価値を考慮した管理会計の方法。【数1】【数2】【数3】予測CF=EBITDA-運転資金増加-固定資産投資【数4】
IPC (4件):
G06F 17/60 168
, G06F 17/60 150
, G06F 17/60 516
, G06F 19/00 310
FI (4件):
G06F 17/60 168
, G06F 17/60 150
, G06F 17/60 516
, G06F 19/00 310 A
Fターム (10件):
5B049BB07
, 5B049BB46
, 5B049CC03
, 5B049CC11
, 5B049CC31
, 5B049CC36
, 5B049EE03
, 5B049EE12
, 5B049FF03
, 5B049FF04
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