特許
J-GLOBAL ID:200903090061245256

カニューレに挿入されたモジュール式髄内釘

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野河 信太郎
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-505161
公開番号(公開出願番号):特表平11-506345
出願日: 1995年07月14日
公開日(公表日): 1999年06月08日
要約:
【要約】モジュール式髄内釘は、端どうしを接続することのできる3つの釘要素からなる。これらの要素は、近位要素(11)、湾曲した細長い中央釘要素(12)、および遠位釘要素(13)である。端が開口した縦方向の内腔が各釘要素を通じて延びている。これらの釘要素は、互いに嵌合して衝撃によって固定される、対応する円錐形突出端部分(31)と円錐形受口端部分(27)とによって接続される。これらの接続端部分は、これらの円錐形部分に隣り合う対応した仕上げ加工平坦部分を有しその接続を自己定位させる。これらの仕上げ加工平坦部分は、組立て時に整合して要素間の回転を防止し、これらの要素を確実に半径方向に整合させる。カニューレに挿入されたねじ付きの留め金具(14)は、前記3つの部分の縦方向の内腔を通じて延びることでこれらの要素どうしをさらに固定する。前記留め金具の拡張した近位ヘッド部分(15)は近位釘部分に係合し、一方、留め金具のねじ付き遠位部分(18)は遠位釘要素の内腔内における対応雌ねじに係合する。
請求項(抜粋):
a)端が開口した縦方向の内腔を有する近位釘要素; b)端が開口した縦方向の内腔を有する遠位釘要素; c)端が開口した縦方向の内腔を有しかつ使用中にそれぞれ近位釘要素と遠位釘要素とに接続される近位端部と遠位端部とを有し、前記内腔はその長さの大部分にわたって直径かほぼ均一であり、かつその各端部の直径がより小さい中央釘要素; d)中央釘要素の両端部に近位釘要素と遠位釘要素とを固定するための接続手段であって、互いに嵌合させて押し込みで固着することのできる、隣接する釘要素の対応円錐形受口部分と対応円錐形突出端部分とを含み; d)前記要素間の相対的な回転運動を阻止するための前記円錐形受口部分と前記円錐形突出端部分とにそれぞれ隣り合う自己定位部分を含む接続手段; e)近位釘要素と遠位釘要素との内腔の一部および中央釘部分の内腔の全長にわたって延び、近位釘要素を把持するための手段をその上に具備した近位端部、雄ねじを具備した遠位端部、および端が開口した縦方向内腔を有する、カニューレに挿入された留め金具; f)カニューレに挿入された留め金具の雄ねじにねじ係合することができる雌ねじ付き内腔部分を有する遠位釘要素の内腔の近位端;を備えてなるモジュール式髄内釘。

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