特許
J-GLOBAL ID:200903090115456517

ごみ焼却炉排ガス処理方法と装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松永 孝義
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-305373
公開番号(公開出願番号):特開平11-137949
出願日: 1997年11月07日
公開日(公表日): 1999年05月25日
要約:
【要約】【課題】 ごみ焼却炉から回収した飛灰中の塩化カルシウムと重金属の廃棄と再利用が容易な無排水処理方法を確立すること。【解決手段】 ごみ焼却炉1の排ガスからバグフィルタ4で回収した塩化水素、カルシウム、重金属成分を含む飛灰を灰抽出器8で水洗して、その中のCaCl2を含むろ過液にNaOH液を配管108から添加してCa(OH)2に転じた後に、CaCl2を含まない灰は溶融固化装置7で固化されて廃棄される。CaCl2を含むろ液はNaOH液の添加で消石灰となり、分離器11で回収され、セメント固化器10で固められる。ろ液中の塩化ナトリウムは電解再生器12でNaClとして再生され、系内で再利用される。電解生成物である塩素ガスは高純度なので工業試薬の原料として使用される。
請求項(抜粋):
ごみ焼却炉からの排ガス中の少なくとも塩化カルシウムを含む飛灰を排ガスから分離回収し、回収した飛灰に水を主成分とする洗浄液を添加して少なくとも飛灰中の少なくとも塩化カルシウムを洗浄液中に抽出させ、少なくとも塩化カルシウムを抽出した洗浄液にアルカリ金属の水酸化物を添加して少なくとも塩化カルシウムを水酸化カルシウムに転じて沈降させ、少なくとも水酸化カルシウムを含む固体をろ過により回収し、ろ液中のアルカリ金属成分は電気分解してアルカリ金属の水酸化物を再生させることを特徴とするごみ焼却炉排ガス処理方法。
IPC (2件):
B01D 53/34 ,  B01D 53/77

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