特許
J-GLOBAL ID:200903090118119449

車両の四輪駆動制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-283924
公開番号(公開出願番号):特開平9-123778
出願日: 1995年10月31日
公開日(公表日): 1997年05月13日
要約:
【要約】【課題】異径タイヤを装着しても主副駆動輪間の回転数差に基づいた制御のハンチングを抑制防止することが可能な車両の四輪駆動制御装置を提供する。【解決手段】車両が低速走行時を上回る所定の基準速度VwF1以上で走行するときに、主副駆動輪間の回転数差ΔVwに基づいて設定した前記主副駆動輪間の駆動力配分量を、副駆動輪側の駆動力が最小限の一定値として持続するように変更設定する。これにより、前後輪の何れかに異径タイヤを装着した車両が前記基準速度以上で走行する際に、増大した前記回転数差に基づく前記主副駆動輪間の駆動力配分制御により制御のハンチングのおそれがあるが、前記回転数差が増大しても摩擦クラッチ37が最小限の一定の係合力で持続するので、駆動力配分制御がハンチングしてしまうのを抑制防止する。また、摩擦クラッチの係合力が大きく増減する現象が解消されるので、振動発生も防止される。
請求項(抜粋):
車両の前後輪の何れか一方を主駆動輪とし、他方を副駆動輪として、制御信号に応じた係合力の可変制御によって前記主駆動輪及び副駆動輪への駆動力配分を行う摩擦クラッチを有する駆動力配分調整手段と、前記主駆動輪及び副駆動輪の回転数差を検出する回転数差検出手段と、車両の走行速度を検出する走行速度検出手段と、前記回転数差検出手段による回転数差の検出値に基づいて当該回転数差の検出値の増加に伴って前記副駆動輪側の駆動力が増加するように前記主副駆動輪間の駆動力配分量を設定する配分量設定手段と、前記駆動力配分量に基づいて前記摩擦クラッチを制御する駆動力制御手段とを備えた車両の四輪駆動制御装置において、前記配分量設定手段により設定した前記主副駆動輪間の駆動力配分量を、前記走行速度検出手段の検出値に応じて変更する配分量変更手段を備え、当該配分量変更手段は、車両が低速走行時を上回る所定の基準速度以上で走行するときに、前記副駆動輪側の駆動力が最小限の一定値として持続するように前記駆動力配分量を変更することを特徴とする車両の四輪駆動制御装置。

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