特許
J-GLOBAL ID:200903090137963366

環状エーテルビタミンD3化合物、1α(OH)3-エピ-ビタミンD3化合物及びそれらの使用法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 喜樹 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-549630
公開番号(公開出願番号):特表2002-505668
出願日: 1998年05月15日
公開日(公表日): 2002年02月19日
要約:
【要約】環状エーテルの側鎖を有する新規な環状エーテルビタミンD3化合物が開示される。これらの化合物は、最初に、環状エーテル構造の形成を触媒する新規な組織特異的代謝経路を通じて生成された3-エピビタミンD3の代謝産物として同定された。さらに、in vivoで1α(OH)ビタミンD3前駆体の3-βヒドロキシル基のエピマー化を通じて生成される、1α(OH)3-エピビタミンD3化合物も開示する。本発明のビタミンD3化合物は、天然及び合成のビタミンD3化合物の代用として利用が可能である。
請求項(抜粋):
1. 下の式(I):を有する、単離された環状エーテルビタミンD3化合物であって、ただしこの式においてA1,A2及びA3は単結合又は二重結合であり、X,R1,R2,R3,R4及びR5は、一個の水素、一個のハロゲン、一個のハロアルキル、一個のヒドロキシ、一個のヒドロキシ-保護基、一個のアルキル、一個のアルケニル、一個のアルキニル、一個のアルコキシ、一個のアリール基、及び一個のヘテロ環式の基のうちのいずれかから選択される、単離された環状エーテルビタミンD3化合物。2. 下の式IIを有する、単離された3-エピ型の1α-ヒドロキシ-ビタミンD3化合物であって、ただしこの式においてA1は単結合、二重結合、又は三重結合であり、A2,A3及びA4はそれぞれ個々に単結合又は二重結合のうちのいずれかから選択され、R2,R3,R4,R7,R8及びR9は個々に、一個の水素、一個のジューテリウム、一個のジューテロアルキル、一個のヒドロキシ、一個のアルキル、一個のアルコキシド、一個のO-アシル、一個のハロゲン、一個のハロアルキル、一個のヒドロキシアルキル、一個のアミン又はチオール基のうちのいずれかから選択され、そして一緒に捉えたときのR2及びR3,並びにR4及びR7の対は一個のカルボニル成分であり、そしてR5及びR6は、それぞれ個々に一個の水素、一個のジューテリウム、一個のハロゲン、一個のアルキル、一個のヒドロキシアルキル、一個のハロアルキル、及び一個のジューテロアルキルのうちのいずれかから選択される、単離された3-エピ型の1α-ヒドロキシ-ビタミンD3化合物。3. 1α(OH)3-エピビタミンD3、1α,24ジヒドロキシ3-エピビタミンD3、1αヒドロキシ24-エチル3-エピビタミンD3、1αヒドロキシ24-メチル3-エピビタミンD3又は1α,24-ジヒドロキシ24-メチル3-エピビタミンD3である、請求項2に記載の化合物。4. ビタミンD3応答性細胞の異常な活性を特徴とする異常を治療する方法であって、前記ビタミンD3応答性細胞の異常な活性が低下するよう請求項1又は2のいずれかに記載の式(I)又は(II)を有するビタミンD3化合物を有効量、被験体に投与するステップを含む、方法。5. 前記異常が、増殖過多皮膚細胞の異常な活性を含む、請求項4に記載の方法。6. 前記異常が内分泌細胞の異常な活性を含む、請求項4に記載の方法。7. 前記内分泌細胞が副甲状腺細胞であり、前記異常な活性が副甲状腺ホルモンのプロセッシング及び/又は分泌である、請求項6に記載の方法。8. 前記異常が続発性副甲状腺機能亢進症である、請求項7に記載の方法。9. 前記異常が骨細胞の異常な活性を含む、請求項8に記載の方法。10. 前記異常が、骨粗鬆症、骨ジストロフィー、老年性骨粗鬆症、骨軟化症、くる病、のう胞性線維性骨炎、腎性骨ジストロフィー、続発性副甲状腺機能亢進症、硬変、及び慢性腎疾患のうちのいずれかがら選択される、請求項9に記載の方法。11. 前記被験体が哺乳類である、請求項4に記載の方法。12. 前記哺乳類がヒトである、請求項11に記載の方法。13. カルシウム及びリン酸代謝の調節異常を改善する方法であって、カルシウム及びリン酸代謝の調節異常が改善するよう、請求項2又は3のいずれかに記載の3-エピビタミンD3化合物を治療上有効量、被験体に投与するステッブを含む、方法。14. 前記カルシウム及びリン酸代謝の調節異常が骨粗鬆症につながる、請求項13に記載の方法。15. 治療上有効量の請求項1又は2のいずれかに記載のビタミンD3化合物と薬学的に容認可能な担体とを含む薬学的組成。16. 局所又は経口投与に適している、請求項15に記載の組成。17. 請求項1又は2のいずれかに記載のビタミンD3化合物を含む、梱包された化合物であって、ピタミンD3応答性細胞の異常な活性を特徴とする異常を治療するために前記化合物を使用する際の指示書と共に梱包された、化合物。
IPC (13件):
C07C401/00 ,  A61K 31/045 ,  A61K 31/351 ,  A61P 3/00 ,  A61P 3/02 102 ,  A61P 3/14 ,  A61P 5/18 ,  A61P 17/00 ,  A61P 19/08 ,  A61P 19/10 ,  A61P 43/00 111 ,  C07D309/04 ,  C07D309/06
FI (13件):
C07C401/00 ,  A61K 31/045 ,  A61K 31/351 ,  A61P 3/00 ,  A61P 3/02 102 ,  A61P 3/14 ,  A61P 5/18 ,  A61P 17/00 ,  A61P 19/08 ,  A61P 19/10 ,  A61P 43/00 111 ,  C07D309/04 ,  C07D309/06
引用特許:
審査官引用 (6件)
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