特許
J-GLOBAL ID:200903090172168285
データ受信装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
役 昌明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-337734
公開番号(公開出願番号):特開平10-164163
出願日: 1996年12月04日
公開日(公表日): 1998年06月19日
要約:
【要約】【課題】 直交検波後のベースバンド信号から不要なDCオフセット成分を検出し、それを除去する機能を備えることにより、高精度な復調処理を行なえるデータ受信装置を提供する。【解決手段】 受信RF信号は直交検波器2と高調波成分を除去するためのLPF8、9を用いてベースバンドI、Q信号に変換される。これらの信号はA/D変換され受信フィルタ11、12を通して受信帯域制限され、シンボル識別点検出部13で得られたた識別点情報に基づき標本化部14、15においてシンボル識別点での受信フィルタ出力In、Qnのみが検出される。一方、DCオフセット検出部16においては、上記In、Qnの各々の差分値、および、In、Qnから求められる2乗包絡線Rnの差分値を計算し、これらの値を用いてIn、Qnに含まれる不要なDCオフセット成分dei=di、deq=dqを検出する。そして減算部17、18は、In、Qnからdei、deqを減算し、不要なDCオフセット成分を除去する。
請求項(抜粋):
受信RF信号または、周波数変換された受信IF信号を入力する受信信号入力端子と、前記受信信号を周波数変換しベースバンドの同相成分I、直交成分Qを検出するための局部発振器、第1、第2の乗算器、π/2移相器から構成される直交検波部と、前記直交検波部の同相、直交出力に含まれる2倍の搬送波成分を除去するための第1、第2のローパスフィルタと、前記第1、第2のローパスフィルタの出力をディジタル信号に変換するための第1、第2のA/D変換器と、前記第1、第2のA/D変換器の出力信号を受信帯域制限するための第1、第2の受信フィルタと、前記第1、第2の受信フィルタの出力からシンボル識別点を検出するためのシンボル識別点検出部と、前記シンボル識別点検出部において求められた識別点情報に基づきシンボル識別点での受信フィルタ出力のみを検出する第1、第2の標本化部と、後述するように前記第1、第2の標本化部の出力を用いてそこに含まれる不要なDCオフセット成分を検出するDCオフセット検出部と、前記DCオフセット検出部において検出された不要なDCオフセット成分dei、deqを前記第1、第2の標本化部の出力から減算するための第1、第2の減算部と、前記第1、第2の減算部の出力を復調するためのベースバンド復調処理部と、前記ベースバンド復調処理部の出力である復号データを検出するための復号データ出力端子を備え、また前記DCオフセット検出部が、前記第1の標本化部の出力を用いて現時点のベースバンド信号同相成分と1シンボル前のベースバンド信号同相成分の間の差分値Diを求めるための第1の差分演算部と、前記第2の標本化部の出力を用いて現時点のベースバンド信号直交成分と1シンボル前のベースバンド信号直交成分の間の差分値Dqを求めるための第2の差分演算部と、前記第1、第2の標本化部の出力を用いてシンボル識別点での2乗包絡線の値を求めるための2乗包絡線演算部と、前記2乗包絡線演算部の出力を用いて現時点の2乗包絡線の値と1シンボル前の2乗包絡線の値の間の差分値Drを求めるための第3の差分演算部と、前記第1、第2、第3の差分演算部の出力Di、Dq、Drを用いてd=Dr/(2(Di+Dq))を計算し、dei=deq=dとしてDCオフセットの推定値dei、deqを出力するDCオフセット推定演算部を備え、前記直交検波部における第1、第2の乗算器や、前記第1、第2のローパスフィルタにおいて同じ値の不要なDCオフセット成分が重畳した場合でも、前記DCオフセット検出部においてこれを検出し除去することを特徴とするデータ受信装置。
IPC (2件):
FI (2件):
H04L 27/22 Z
, H04L 27/00 G
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