特許
J-GLOBAL ID:200903090199689759

ブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-199716
公開番号(公開出願番号):特開平6-156249
出願日: 1993年08月11日
公開日(公表日): 1994年06月03日
要約:
【要約】【目的】 車輪ロックの危険性を検知した時にブレーキ圧を減圧し、トラクションスリップを検知した時にブレーキ圧を加圧し、しかもブレーキ圧配分制御を行う制御装置50が設けられている液圧式のブレーキ装置を改良して、アンチッロク制御の利点と、トラクションスリップ制御の利点と、ブレーキ力配分装置の利点とを有する、コストの安価なブレーキ装置を提供する。【構成】 前記制御装置50が、この制御装置50を備えた車両の過制御傾向が許容できない程度に大きくなった時にこれを検知して、少なくとも1つの弁装置を制御し、かつ、組合わされた装置の少なくとも1つのポンプ35,43を作動接続させることによって、前車輪VL,VRの車輪ブレーキ内のブレーキ圧を自動的に形成して加圧するように構成されている。
請求項(抜粋):
液圧式のブレーキ装置であって、マスタブレーキシリンダと車両の車輪用の車輪ブレーキとを有しており、マスタブレーキシリンダと車輪シリンダとの間に、ブレーキ作動時にアンチロック制御と、駆動可能な少なくとも1つの車輪におけるトラクションスリップ制御と、前車軸と後車軸との間で電子制御されるブレーキ力配分とを行うための組合わされた装置が設けられており、これらの組合わされた装置は、圧力を形成するための少なくとも1つのポンプと、車輪ブレーキに配属された、車輪ブレーキ圧を減圧及び保持するための弁装置と、制御装置とを有しており、該制御装置は、マスタブレーキシリンダの圧力及び少なくとも1つの車輪ブレーキの圧力を制御装置に知らせる圧力センサからの信号を考慮して、車輪ロックの危険性を検知した時に車輪に配属されたセンサからの車輪回転数信号の連続に応じて車輪ブレーキ圧を減圧するための少なくとも1つの弁装置を制御し、またトラクションスリップが許容できない程度に増大した時に、駆動可能な少なくとも1つの車輪の車輪ブレーキ内のブレーキ圧を加圧し、かつ、前車軸と少なくとも1つの弁装置の後車軸との間のブレーキ圧配分を行うための少なくとも1つの弁装置を制御するようになっていて、これらの弁装置が制御される際に、圧力を形成するために少なくとも1つのポンプが作動せしめられるようになっている形式のものにおいて、前記制御装置(50)がさらに、該制御装置(50)を備えた車両の過制御傾向が許容できない程度に大きくなった時にこれを検知して、少なくとも1つの弁装置を制御し、かつ、組み合わされた装置の少なくとも1つのポンプ(35,43,43a)を作動接続させることによって、前車輪(VL,VR)の車輪ブレーキ内のブレーキ圧を自動的に形成して加圧するように構成されていることを特徴とする、ブレーキ装置。

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