特許
J-GLOBAL ID:200903090213638402

エチレン・プロピレン・7- メチル-1,6-オクタジエン共重合体ゴム組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 俊一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-203912
公開番号(公開出願番号):特開平7-053802
出願日: 1993年08月18日
公開日(公表日): 1995年02月28日
要約:
【要約】【構成】本発明のゴム組成物は、特定のジルコニウム等の第IVB族遷移金属触媒成分を含有する第IVB族遷移金属触媒系触媒を用いて製造されたエチレンとプロピレンと7- メチル-1,6-オクタジエンとからなるランダム共重合体ゴムと、ニトリルゴムとからなり、該共重合体ゴムは、エチレンとプロピレンとのモル比、ヨウ素価、極限粘度[η]、13C-NMRスペクトルにおけるTαβのTααに対する強度比D、各モノマーの分布状態を表わす指標であるB値、およびガラス転移温度が特定の範囲にある。【効果】上記共重合体ゴムは、ニトリルゴムと極めて良好な共加硫性を示すので、本発明のゴム組成物は、ニトリルゴムの本来的に有する優れた機械的特性および耐油性を保持するとともに、低温柔軟性、耐摩耗性、耐疲労性、耐候性、耐オゾン性および耐熱老化性に優れた加硫ゴムを提供することができる。
請求項(抜粋):
エチレンと、プロピレンと、7- メチル-1,6-オクタジエンとからなるランダム共重合体ゴム(1)と、ニトリルゴム(2)とからなるゴム組成物であって、(i)該ランダム共重合体ゴム(1)におけるエチレンとプロピレンとのモル比(エチレン/プロピレン)が55/45〜80/20の範囲にあり、(ii)該ランダム共重合体ゴム(1)におけるヨウ素価が13〜40の範囲にあり、(iii) 該ランダム共重合体ゴム(1)の135°Cデカリン中で測定した極限粘度[η]が0.2dl/g<[η]<6.0dl/gで表わされる範囲にあり、(iv)該ランダム共重合体ゴム(1)の<SP>13</SP>C-NMRスペクトルにおけるTαβのTααに対する強度比D(=Tαβ/Tαα)が0.5以下であり、(v)該ランダム共重合体ゴム(1)の<SP>13</SP>C-NMRスペクトルおよび下記の式から算出して求めたB値が1.00〜1.50であり、(vi)該ランダム共重合体ゴム(1)のDSCで求めたガラス転移温度Tgが-53°C以下であることを特徴とするエチレン・プロピレン・7- メチル-1,6-オクタジエン共重合体ゴム組成物;B=P<SB>OE</SB>/(2P<SB>E</SB>・P<SB>O</SB>)[式中、P<SB>E</SB> は、ランダム共重合体ゴム(1)中の7- メチル-1,6-オクタジエン成分に由来するエチレン単位を除いたエチレン成分の含有モル分率であり、P<SB>O</SB> は、ランダム共重合体ゴム(1)中のプロピレン成分の含有モル分率であり、P<SB>OE</SB>は、ランダム共重合体ゴム(1)における全ダイアド(dyad)連鎖数に対するプロピレン・エチレン連鎖数の割合である]。
IPC (2件):
C08L 23/16 LCY ,  C08L 9/02 LBG
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特許第3282858号

前のページに戻る