特許
J-GLOBAL ID:200903090224233366

河川の水質浄化方法及び水質浄化装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-065752
公開番号(公開出願番号):特開平9-253677
出願日: 1996年03月22日
公開日(公表日): 1997年09月30日
要約:
【要約】【課題】 水質浄化作用を維持しつつ、浄化材層の目詰まり発生を防止する。【解決手段】 各浄化ユニット4,5において、底部に通水孔7b,8bを有し天端が常水位より低い第1及び第2の両堰7,8の間であって、両通水孔より上側の上下方向中間位置に木炭と網袋とでユニット化した浄化材層9を配設する。散水管11′,11を設け流水面にシャワー状に散水して溶存酸素を増大させる。各浄化材層の下の水路底通水部16に酸素の追加補給用,浄化材層の逆洗用の散気管12を配設する。各第1開閉ゲート7c,7cを閉状態、各第2開閉ゲート8c,8cを開状態にして各浄化材層を通過する水の流れ方向を上から下にする第1の浄化工程と、各第1開閉ゲートを開状態、各第2開閉ゲートを閉状態にして各浄化材層を通過する水の流れ方向を上から下にする第2の浄化工程とを交互に切換えることにより、各浄化材層に対する流れを逆転させる。第1及び第2の両開閉ゲートを共に開状態にする第3の浄化工程を行うことにより、水路底1aや水路底通水部16の堆積汚泥の除去清掃を行う。
請求項(抜粋):
河川の流路の途中に設けられ流路底に沿って貫通する通水孔を有する第1の堰と、この第1の堰の所定距離下流位置に設けられ流路底に沿って貫通する通水孔を有する第2の堰と、上記第1及び第2の両堰の各通水孔の形成位置よりも上方位置において上記第1及び第2の両堰間の平面方向に対しほぼ全域に広がるように配設された多孔質材料よりなる浄化材層とを備え、上記第1及び第2の各堰に上記通水孔を開閉可能に閉止する開閉ゲートを配設した水質浄化装置を用いて流水の水質浄化を行う河川の水質浄化方法であって、上記第1の堰の開閉ゲートを閉状態にすることにより流水を第1の堰から越流させて上記浄化材層の上方に流入させ、併せて上記第2の堰の開閉ゲートを開状態にすることによりその開閉ゲートを第2の堰から上方に突出させて上記流水の越流を阻止しかつ上記流水を上記浄化材層に対し上から下に通過させて上記第2の堰の通水孔から下流に流下させるようにする第1の浄化工程と、上記第1の堰の開閉ゲートを開状態にすることによりその開閉ゲートを第1の堰から上方に突出させて越流を阻止しかつ流水を第1の堰の通水孔から浄化材層の下方に流入させ、併せて第2の堰の開閉ゲートを閉状態にすることにより上記流水を上記浄化材層に対し下から上に通過させて上記第2の堰から下流に越流させるようにする第2の浄化工程とを備え、上記第1及び第2の浄化工程の内、いずれか一方の浄化工程を行った後に他方の浄化工程に切換えるようにすることを特徴とする河川の水質浄化方法。
IPC (2件):
C02F 3/06 ZAB ,  E02B 3/00 ZAB
FI (2件):
C02F 3/06 ZAB ,  E02B 3/00 ZAB

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