特許
J-GLOBAL ID:200903090240313850

酸素濃度判定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷 照一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-325766
公開番号(公開出願番号):特開平6-174685
出願日: 1992年12月04日
公開日(公表日): 1994年06月24日
要約:
【要約】【目的】限界電流式酸素センサの電流ー電圧特性で特定される限界電流が、酸素センサの温度変化とはかかわりなく、ほぼ同一の値をとることを有効に活用して、酸素センサの温度制御に依存することなく、酸素センサへの異なる印加電圧による電流の差がほぼ零となるときに酸素濃度を判定することにより、同酸素濃度を判定できない時間を大幅に短縮する。【構成】電圧印加回路70からの各矩形波電圧A、Bを、マイクロコンピュータ60による制御レベルVmのレベル制御に応じて電圧ー電流特性の水平直線部分上に移行させる。そして、電流検出回路40の検出電流の立ち下がり後端レベルと立ち上がり後端レベルとが一致したときマイクロコンピュータ60が、立ち下がり後端レベルを限界電流とセットして空燃比判定を行う。
請求項(抜粋):
限界電流式酸素センサと、この酸素センサに電圧を印加する電圧印加手段と、前記電圧の印加により前記酸素センサに流れる電流を検出する電流検出手段と、前記酸素センサが活性状態にあるとき前記検出電流に応じて酸素濃度を判定する酸素濃度判定手段とを備えた酸素濃度判定装置において、前記電圧印加手段が矩形波電圧を前記電圧として前記酸素センサに印加し、前記矩形波電圧の前記酸素センサへの印加過程にて前記検出電流の立ち上がりレベルと立ち下がりレベルがほぼ一致しない状態のとき、前記矩形波電圧を、前記酸素センサの電流ー電圧特性の限界電流特定部に対応する電圧に変化させるように制御する電圧制御手段と、前記矩形波電圧の前記酸素センサへの印加過程にて前記検出電流の立ち上がりレベルと立ち下がりレベルがほぼ一致したとき、同検出電流を限界電流と判定し、同限界電流を前記検出電流として前記酸素濃度判定手段に付与する限界電流判定手段とを設けるようにしたことを特徴とする酸素濃度判定装置。

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