特許
J-GLOBAL ID:200903090249671368

構造物の振動試験装置及びそれに用いるデジタル計算機ならびに振動試験方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 作田 康夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-327091
公開番号(公開出願番号):特開2002-214068
出願日: 1996年02月13日
公開日(公表日): 2002年07月31日
要約:
【要約】【課題】数値解析モデルの固有周期が短周期であっても、容易かつ高精度に振動試験を行う。【解決手段】加振機4による振動試験と、計算機5による数値計算を、加振機4によって加えられた荷重と計算機5から加振機4への指令値の出力を媒介として同時進行させる振動試験において、振動応答解析をモード空間で実施し、かつ一部のモードは慣性項を除去した1次遅れ系として計算する。【効果】振動計算の時間刻みが2次遅れ系として計算されている固有モードの最も短い固有周期によって決まるので、時間刻みを大きくとることができ、振動試験の実時間の実施が容易となる。
請求項(抜粋):
評価対象構造物全体を数値モデル化してデジタル計算機に搭載し、評価対象構造物の内一部分を実物モデルとし、該実物モデルに連結された加振機で加振し、該加振機によって前記実物モデルに加えられる荷重と変位とを計測し、(1)荷重値、変位値及び外力値の入力、(2)加振機の荷重計測時間から一定時間後の実物モデルとその他の部分との境界点の変位を加振機指令信号として算出、(3)前記一定時間後の前記加振機指令信号が前記加振機制御装置に入力されるように指令信号を生成出力、のステップを前記デジタル計算機内で時間管理して前記一定時間ごとに実施し、予め定められた回数または停止信号が入力されるまで連続して繰り返す構造物の振動試験方法において、前記数値モデルは、加振対象構造物を線形数値モデル化し、固有値解析により固有振動数、固有モードを算出し得られた固有モードの内、少なくとも一つのモードは2次遅れ系とし、残りの固有モードの内少なくとも一つのモードは慣性項を省略し1次遅れ系または比例系として入力し、前記加振機への指令信号値の算出は、入力算出ステップと、2次遅れ系と1次遅れ系または比例系の応答算出ステップと、信号値算出ステップにより実施されるものであり、前記複数のモードは複数のグループに分けられており、各グループの処理を前記デジタル計算機が有する複数のプロセッサで処理することを特徴とする振動試験方法。
引用特許:
出願人引用 (4件)
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