特許
J-GLOBAL ID:200903090256759890

スペクトル拡散通信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 守 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-247677
公開番号(公開出願番号):特開平5-091082
出願日: 1991年09月26日
公開日(公表日): 1993年04月09日
要約:
【要約】【目的】 受信信号に混入する干渉波と信号波の中心周波数が異なる場合も干渉波を有効に抑圧できるスペクトル拡散通信装置を得ることを目的とする。【構成】 送信側の変調部では、スペクトル拡散符号系列、もしくは送信データとスペクトル拡散符号系列を乗積して得るスペクトル拡散信号に観測チャネル挿入器により観測チャネルを挿入し、信号チャネルと出力ゼロ区間の観測チャネルとが交互に存在するスペクトル拡散信号を変調信号を得、受信側では、上記の変調波の検波信号について観測チャネルのサンプル値から信号チャネルに含まれる干渉波成分を推定し、信号チャネルのサンプル値から上記の干渉波成分推定値を差し引き、次いで、マッチドフィルタにより相関検出を行って後、データ判定器により送信データ判定を行う。
請求項(抜粋):
送信側から送信データをスペクトル拡散して送信し、受信側では検波信号に送信側と同一のスペクトル拡散符号系列を用いて相関検出を行い送信データを復調するスペクトル拡散通信装置において、以下の要素を有する変調部をM1、復調部をD1,D2として、M1及び、D1とD2の少なくとも一つを備えたことを特徴とするスペクトル拡散通信装置、(a)以下の要素を有する変調部M1、(a1)スペクトル拡散符号系列を発生するスペクトル拡散符号発生器、(a2)送信データと上記のスペクトル拡散符号系列を乗積してスペクトル拡散信号を得る乗算器、(a3)上記のスペクトル拡散符号系列、もしくは上記のスペクトル拡散信号に観測チャネルを挿入する観測チャネル挿入手段、(a4)観測チャネルを挿入したスペクトル拡散信号を波形整形する波形整形フィルタ、(a5)上記の波形整形フィルタ出力と搬送波を乗積して変調波を得る変調器、(b)以下の要素を有する復調部D1、(b1)検波信号を波形整形する波形整形フィルタ、(b2)上記の波形整形フィルタ出力をサンプルするサンプラ、(b3)上記のサンプラ出力を観測チャネルサンプル値と信号チャネルサンプル値とに分類する直並列変換器、(b4)上記の観測チャネルサンプル値から、信号チャネルに混入する干渉波成分を推定する推定手段、(b5)上記の信号チャネルサンプル値から、上記の干渉波成分の推定値を減算するキャンセラ、(b6)上記のキャンセラ出力を送信側と同一のスペクトル拡散符号系列を用いて相関検出するマッチドフィルタ、(b8)上記のマッチドフィルタ出力について送信データを判定するデータ判定器、(c)以下の要素を有する復調部D2、(c1)検波信号を波形整形する波形整形フィルタ、(c2)上記の波形整形フィルタ出力をサンプルするサンプラ、(c3)上記のサンプラ出力について送信側のスペクトル拡散符号系列と同一の符号系列を用いて相関検出を行うチャネルマッチドフィルタ、(c4)上記のチャネルマッチドフィルタ出力を保持する遅延器、(c5)上記の遅延器の各段から出力される相関検出値を用いて信号チャネルの相関検出後に残留する干渉波成分を差引く相関キャンセラ、(c6)上記の相関キャンセラ出力について送信データを判定するデータ判定器。

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