特許
J-GLOBAL ID:200903090278001177

リチウム化二酸化ニッケルカソード活性物質とその製造方法および電気化学的電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 菅原 一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-145396
公開番号(公開出願番号):特開平6-342657
出願日: 1991年05月20日
公開日(公表日): 1994年12月13日
要約:
【要約】【目的】 環化容量が大で、熱的安定性に富みしかも環化によるガス状生成物の放出がないリチウム化された二酸化ニッケルカソード活性物質を提供すること。【構成】 化学量論的化学構造式LixNi2-x-yMyO2を有したカソード活性物質を含んだカソードと、電解液と、リチウムを挿入することのできる対向電極とを有し、xが0.8〜1.00の範囲にあり、Mがコバルト、鉄、クロム、チタン、マンガンおよびバナジウムからなる群から選ばれた1種以上の金属であり、yが0.2より小でかつコバルトについては0.5より小であって、カソード活性物質が実質的に水酸化リチウムまたは炭酸リチウムを含まないことを特徴とする電気化学的電池。
請求項(抜粋):
xを0.8〜1.0とし、Mをコバルトと鉄とチタンとマンガンとクロムおよびバナジウムからなる群から選ばれた1種以上の金属とし、yを0.2より小とし、コバルトについてはyを0.5より小とし、水酸化リチウムおよび炭酸リチウムを含まないで、かつ LixNi2-x-yMyO2で表されるリチウム化二酸化ニッケルカソード活性物質の製造方法であって、酸化ニッケルと水酸化ニッケルおよびその混合物、さらにはコバルトと鉄とチタンとマンガンとクロムおよびバナジウムからなる群から選ばれた1種以上の遷移金属、からなる群から選ばれた原材料と10〜25%の化学量論的に過剰な水酸化金属の実質的に均質な乾燥中間混合物を用意し、実質的に二酸化炭素を含まず、水蒸気に対する酸素の部分圧力比が15より大なる雰囲気中でこの混合物を600°Cより高い温度で熱処理し,かつこの混合物中に存在する水酸化リチウムまたは炭酸リチウムを除去することを特徴とするリチウム化二酸化ニッケルカソード活性物質の製造方法。
IPC (2件):
H01M 4/58 ,  C01G 53/00

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