特許
J-GLOBAL ID:200903090288894854

ボイラ起動時のファジー制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山田 恒光 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-304152
公開番号(公開出願番号):特開平7-158808
出願日: 1993年12月03日
公開日(公表日): 1995年06月20日
要約:
【要約】【目的】 作業員の感覚に基づく判断を制御に反映するのに適したファジー理論を用いてボイラの安定起動を図る。【構成】 主蒸気温度変化度合62と、主蒸気圧力変化度合64と、火炉パス出口エンタルピ変化度合66とを-1〜+1の数値で表わし、これを用いて、第一OAP開度指令バイアス39と、第一燃料指令バイアス40と、第二OAP開度指令バイアス41と、第二燃料指令バイアス42と、GMF流量指令バイアス43とを作成し、ボイラ起動時の並列72前は、第一OAP開度指令バイアス39と第一燃料指令バイアス40と第一燃料指令バイアス40から求めた給水流量指令バイアス44を用いて制御し、ボイラ起動時の並列72後は、第二OAP開度指令バイアス41と第二燃料指令バイアス42と第二燃料指令バイアス42から求めた給水流量指令バイアス44とGMF流量指令バイアス43を用いて制御する。
請求項(抜粋):
ボイラ起動時、ボイラの状態量として主蒸気温度(35)と、主蒸気圧力(36)と、火炉パス出口エンタルピ(37)の夫々を経時的に計測し、該計測した主蒸気温度(35)、主蒸気圧力(36)、火炉パス出口エンタルピ(37)の夫々の設定値(S)に対する偏差(52)と該偏差(52)の変化速度(53)とから、主蒸気温度変化度合(62)と、主蒸気圧力変化度合(64)と、火炉パス出口エンタルピ変化度合(66)を夫々判断して-1〜+1の数値で表わし、主蒸気圧力変化度合(64)と主蒸気温度変化度合(62)とから、各々の度合に対応した第一OAP開度指令バイアス(39)と第一燃料指令バイアス(40)を作成し、また火炉パス出口エンタルピ変化度合(66)と主蒸気温度変化度合(62)とから各々の度合に対応した第二OAP開度指令バイアス(41)を作成すると共に、火炉パス出口エンタルピ変化度合(66)と主蒸気圧力変化度合(64)とから各々の度合に対応した第二燃料指令バイアス(42)を作成し、また火炉パス出口エンタルピ変化度合(66)と主蒸気温度変化度合(62)とから各々の度合に対応したGMF流量指令バイアス(43)を作成し、ボイラ起動時における並列(72)前は、第一OAP開度指令バイアス(39)をOAP開度指令(28)に加算し、第一燃料指令バイアス(40)を燃料指令(29)に加算し、第一燃料指令バイアス(40)から求めた給水流量指令バイアス(44)を給水流量指令(30)に加算し、又、ボイラ起動時における並列(72)後は、第二OAP開度指令バイアス(41)をOAP開度指令(28)に加算し、第二燃料指令バイアス(42)を燃料指令(29)に加算し、第二燃料指令バイアス(42)から求めた給水流量指令バイアス(44)を給水流量指令(30)に加算し、更にGMF流量指令バイアス(43)をGMF流量指令(31)に加算することを特徴とするボイラ起動時のファジー制御方法。

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