特許
J-GLOBAL ID:200903090326874234

紙塗工用樹脂及びそれを用いた紙塗工用組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 福村 直樹
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2001000718
公開番号(公開出願番号):WO2001-073200
出願日: 2001年02月01日
公開日(公表日): 2001年10月04日
要約:
【要約】本発明の目的は、塗工用組成物の大幅な増粘を引き起こさずに、塗工紙のインキ受理性及びウェットピックをバランス良く向上させ、有害物質の発生がない紙塗工用樹脂、及びそれを含有した紙塗工用組成物を提供することにある。本発明の紙塗工用樹脂は、特定構造のポリアミン及び炭素環式アミノ化合物より選択される少なくとも一種の(a)成分と、相互に隣接する炭素原子それぞれに少なくとも一つのカルボキシル基を結合した構造の炭素環式多塩基性カルボン酸、その酸無水物、及びそのアルキルエステル誘導体より選択される少なくとも一種の(b)成分とを、特定割合で縮合させて得られるポリアミドアミン樹脂(A)を含有することを特徴とし、紙塗工用組成物は本発明の紙塗工用樹脂を含有する。
請求項(抜粋):
一般式(1)で示されるポリアミン、及び炭素環式アミノ化合物より成る群から選択される少なくとも一種の(a)成分と、(但し、式中、R1、R2、R3、R4及びR5は、それぞれ水素原子、アルキル基、アリル基、又はアリール基を示す。式中、両末端のアミノ基および分子鎖中に結合するアミノ基の少なくとも2個のアミノ基はアミド結合可能な、またはイミド結合可能な水素原子が結合する。このような条件を満たす限り、R1、R2、R3、R4及びR5は、それぞれ同一であっても相違していても良い。式中のpは1〜10であり、qは0〜10、rは1〜10である。) 隣接する炭素原子の各々に少なくとも一つのカルボキシル基が結合して成る構造を有する炭素環式多塩基性カルボン酸、前記炭素環式多塩基性カルボン酸の酸無水物、及び前記炭素環式多塩基性カルボン酸のアルキルエステル誘導体より成る群から選択される少なくとも一種の(b)成分とを、 前記(a)成分1モルに対し(b)成分のモル数が1.05モル〜3モルとなる割合で反応させて得られるポリアミドアミン樹脂(A)を含有することを特徴とする紙塗工用樹脂。
IPC (1件):
D21H 19/62

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