特許
J-GLOBAL ID:200903090333961649

超音波流量測定装置およびその斜角楔の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-087040
公開番号(公開出願番号):特開平7-294300
出願日: 1994年04月26日
公開日(公表日): 1995年11月10日
要約:
【要約】【目的】超音波センサの指向性が高い、収束性のある音波を配管内に放出する斜角楔を経済的に作り、安定した特性を有する超音波流量測定装置およびその斜角楔の製造方法を提供する。【構成】流体3が流れる配管2と、この配管2の外周に設置され流体3が流れる方向の上流側および下流側に斜めに対向して配置された一対の超音波送受波器1と、を備え、流体3の流れ方向に成分をもつ順方向とこの逆方向との双方向にそれぞれ超音波を伝搬させたときの各伝搬時間T12,T21 の時間差に基づいて、流体3の流速Vを測定し、超音波送受波器1は、超音波振動子11,12 と、この超音波振動子11,12 と配管2との間に介装され超音波を伝搬させる斜角楔5と、からなり、この斜角楔5は、超音波振動子11,12 が当接する斜面51を有し、この斜面51の法線方向に放物面状の界面を有する音速が異なる部材6で構成される。
請求項(抜粋):
流体が流れる配管と、この配管の外周に設置され、流体が流れる方向の上流側および下流側に斜めに対向して配置された一対の超音波送受波器と、を備え、流体の流れ方向に成分をもつ順方向と、この逆方向に成分をもつ逆方向と、の双方向にそれぞれ超音波を伝搬させたときの各伝搬時間の時間差に基づいて、前記流体の流速を測定する超音波流量測定装置において、前記超音波送受波器は、超音波振動子と、この超音波振動子と前記配管との間に介装され、前記超音波を伝搬させる斜角楔と、からなり、この斜角楔は、直方体の一稜を含む一部が斜めに切断されて斜面を形成し、前記配管と接する面が前記配管の曲率半径と同じ曲率で凹に窪んだ形状をなし、前記超音波振動子が当接する前記斜面の法線方向に、放物面状の界面を有する音速が異なる部材で構成される、ことを特徴とする超音波流量測定装置。

前のページに戻る