特許
J-GLOBAL ID:200903090389926315

後輪制動力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-101398
公開番号(公開出願番号):特開平5-294221
出願日: 1992年04月21日
公開日(公表日): 1993年11月09日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 制動時のマスタシリンダ圧が目標値以上でスリップ率が所定値より小さい時に目標値を上昇補正するよう後輪制動力配分制御を行なえる装置を提供する。【構成】 初期値として第1目標値を設定し、ABSバルブ14,17,20,22が作動された時にマスタシリンダ圧を第2目標値としてメモリに設定し、以降後輪がロックする前兆を検出すると目標値を更に下げて上記メモリに設定し、タイマ管理下により、メモリに目標値が所定時間保持されている間に制動がなされ制動時のマスタシリンダ圧が目標値以上でしかもスリップ率が所定値より小さい時に目標値を上昇補正するようにコントローラ37で制御している。そして、マスタシリンダ圧がメモリに記憶されている目標値以上になるとPCV26,27を作動させて前輪に対する後輪のブレーキ力の比を低下させる。
請求項(抜粋):
マスタシリンダ圧を検出するマスタシリンダ圧検出手段と、前輪のブレーキ力に対する後輪のブレーキ力の比が低下する折れ点圧力を可変設定可能な制御弁手段と、後輪のロック傾向を検出するロック傾向検出手段と、上記折れ点圧力の目標値をメモリに設定し、上記ロック傾向検出手段により後輪がロックする前兆を検出すると上記目標値を下げて上記メモリに設定し、タイマ管理下により上記メモリに新たな目標値が設定される毎にその目標値を所定時間だけ保持する折れ点圧力設定手段と、上記メモリに目標値が所定時間保持されている間に制動がなされ制動時の上記マスタシリンダ圧が上記メモリに保持されている目標値以上でしかもスリップ率が所定値より小さい時に上記メモリに記憶されている目標値を上昇補正する補正手段と、上記マスタシリンダ圧検出手段で検出されたマスタシリンダ圧が上記メモリに記憶されている目標値以上になると上記制御弁手段を作動させて前輪のブレーキ力に対する後輪のブレーキ力の比を低下させる制御手段とを具備したことを特徴とする後輪制動力制御装置。

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