特許
J-GLOBAL ID:200903090404470404

セミオートマチック式変速機装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 真田 有
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-029346
公開番号(公開出願番号):特開平6-241300
出願日: 1993年02月18日
公開日(公表日): 1994年08月30日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、遠隔操作による手動シフトと自動シフトとを行なえるセミオートマチック式変速機装置に関し、製造コスト増や装置の大型化を招かずにドライバのシフト操作負担を軽減し、且つ、操作性を高めることを目的とする。【構成】 車両用エンジンに設けられ、クラッチ用アクチュエータ2Aと、変速機のギヤシフト用アクチュエータ3Aと、該変速機の変速段を手動で且つ電気信号を用いて遠隔にシフトする手動シフトモードと該変速段を自動的にシフトする自動シフトモードとを切り替える手動・自動選択操作手段5と、シフト指令操作用のシフト操作手段4と、これらの手段の設定に応じて上記の各アクチュエータを電気的に制御する制御手段11とをそなえ、該車両が自動変速条件を満たさなければ自動シフトモードから手動シフトモードに復帰するように設定されて、該手動・自動選択操作手段5を、選択操作後に元の状態に自動的に復帰するか又は選択操作時にも状態変化のないように構成する。
請求項(抜粋):
車両用エンジンの出力部に設けられたクラッチ機構と、クラッチペダルの作動に応じて該クラッチ機構を断接駆動するとともに、電気信号に応じて作動して該クラッチ機構を断接駆動するクラッチ用アクチュエータと、該クラッチ機構を介してエンジンから入力される駆動トルクによる回転速度を複数の変速段で変速しうるギア機構をそなえた変速機と、電気信号に応じて作動して該変速機のギヤ機構の噛合状態を切り替えながら該変速段を所要の状態にシフトするギヤシフト用アクチュエータと、該変速段を手動でシフトする手動シフトモードと、該変速段を自動的にシフトする自動シフトモードとを、選択的に切り替えるための手動・自動選択操作手段と、該変速段を手動シフトするための操作を行なう操作手段であって、該操作に応じた信号を出力するシフト操作手段と、該エンジンの負荷状態を検出するエンジン負荷検出手段と、該車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、該手動・自動選択操作手段,該シフト操作手段,該エンジン負荷検出手段及び該走行状態検出手段からの信号に基づいて、該クラッチ用アクチュエータ及び該ギヤシフト用アクチュエータへ指令信号を出力してその作動を制御する制御手段とをそなえ、該制御手段が、該手動シフトモードが選択されると、該アクセル指令手段及び該シフト操作手段からの信号に応じて該ギヤシフト用アクチュエータへ指令信号を出力して、遠隔操作による手動変速制御を行ない、該自動シフトモードが選択されると、該走行状態検出手段からの検出信号に応じて該クラッチ用アクチュエータ及び該ギヤシフト用アクチュエータへ指令信号を出力して、クラッチ遮断動作とギヤシフト動作とクラッチ接合動作とを制御することで自動変速制御を行なうように構成されるとともに、該車両が自動変速条件を満たしているときに限り自動変速制御を実施し、該自動変速制御時に該自動変速条件が満たされなくなると、手動変速制御に復帰するように設定されて、該手動・自動選択操作手段が、選択操作後に元の状態に自動的に復帰するか又は選択操作時にも状態変化のないように構成されていることを特徴とする、セミオートマチック式変速機装置。
IPC (2件):
F16H 59/02 ,  F16H 61/28

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