特許
J-GLOBAL ID:200903090419396383
糸巻取装置及び糸巻取方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
内田 敏彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-019698
公開番号(公開出願番号):特開2002-226136
出願日: 2001年01月29日
公開日(公表日): 2002年08月14日
要約:
【要約】【課題】 複数のボビンホルダーを備える糸巻取装置において、浮かし巻き工程から通常の巻取工程へ移行させる際のボビンホルダーの回転駆動制御の補正を、ボビンホルダーごとに独立して行う。【解決手段】コンタクトローラーCRをボビンBとは非接触に保持した浮かし巻き又は低接圧で接触させるソフト巻きを実行する際、ボビンホルダーの回転駆動は計算式に基づいて見込み制御されるが、この計算式を各ボビンホルダーごとに独立して補正する。これによりモーターのスリップに違いが有る場合でも、各ボビンホルダーごとに最適な補正を施せるから、精度の高い補正を実現でき、不良糸の発生を防止できる。2番目のボビンホルダーの最初の浮かし巻き工程又はソフト巻き工程は、1番目のボビンホルダーの巻取工程から得た補正値を用いることで、パラメーターの初期設定値が多少不適切でも速度変動を抑制出来る。
請求項(抜粋):
ボビンが装着される複数本のボビンホルダー、各ボビンホルダーごとに設けた回転駆動手段、各ボビンホルダーを巻取位置と待機位置との間で移動させて位置変更する手段、ボビンに巻き取られて形成される糸パッケージと接触するコンタクトローラー、コンタクトローラーの回転駆動手段、前記ボビンホルダー及びコンタクトローラーの回転駆動を制御するコントローラー、前記コンタクトローラーとボビンとの間の距離を調整する手段が設けられ、前記複数本のボビンホルダーを順次巻取位置へ移動させると共に糸の受け渡しを行って巻取工程を連続的に実行できるように構成された糸巻取装置であって、前記コンタクトローラーを当初はボビンに対し非接触又は低接圧の状態に保持して糸巻取工程を開始し、所定量の糸が巻き取られたならば前記コンタクトローラーを糸パッケージに対し所定の接圧で接触させるように設定され、前記コントローラーは、糸巻取工程の開始時は所定の計算式に基づいてボビンホルダーの回転駆動を制御し、前記コンタクトローラーを糸パッケージに接触させた後はコンタクトローラーの検出回転速度に基づいてボビンホルダーの回転駆動を制御するように制御方式を切り換えると共に、糸巻取工程の開始時に使用する前記計算式の補正を、制御方式切換後のボビンホルダーの回転速度に基づいて各ボビンホルダーごとに独立して実行するように設定されていることを特徴とする糸巻取装置。
Fターム (3件):
3F056AA05
, 3F056AB01
, 3F056AC04
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