特許
J-GLOBAL ID:200903090434073795

硫黄剤ついで希釈水素による触媒の予備処理による、炭化水素転換の開始方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岸本 瑛之助 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-222470
公開番号(公開出願番号):特開平5-239470
出願日: 1992年08月21日
公開日(公表日): 1993年09月17日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】 硫黄と硫黄化合物から選ばれる1つ以上の硫黄剤を触媒中に含浸または組込む炭化水素の接触転換反応の開始方法または転換用触媒の利用方法において、ついで現場外又は現場で(a) 分子状酸素の痕跡を除去するために不活性ガスによって触媒入りの閉鎖容器をパージし、(b) 閉鎖容器を不活性ガスの雰囲気下で加圧し、(c) 閉鎖容器の温度(安定化温度)が140 〜200 °C程度になるまで、不活性ガスの流量を維持しながら10〜90°C/hで閉鎖容器の温度を漸進的に上昇させ、(d) 実質的に(c) と同じ閉鎖容器内圧力と同じガス流量を保持しつつ閉鎖容器には不活性ガスを導入せずに不活性ガスと水素の混合物を導入し、不活性ガス中の水素の割合は1〜15容量%であり、混合物の流量を酸化物の硫化物への実質的に完全な転換まで維持し、温度の増加は(c) な比べて30°C以上にはならない方法。【効果】 触媒の活性金属酸化物の硫化物への転換の際に生じる発熱性を取除くことができる。
請求項(抜粋):
硫黄および硫黄化合物からなる群から選ばれる、少なくとも1つの硫黄剤を触媒中に含浸させるか、または組込むことからなる、炭化水素の接触転換反応の開始方法、または炭化水素の転換用触媒の利用方法において、ついで現場外で、あるいは現場で、(a) 閉鎖容器から分子状酸素のあらゆる痕跡を除去するために、不活性ガスでの掃気によって、触媒が入っている閉鎖容器をパージし、(b) この閉鎖容器を、不活性ガスの雰囲気下で加圧に付し、(c) 閉鎖容器の温度(安定化温度)が140 〜200 °C程度になるまで、不活性ガスの流量を維持しながら、1時間あたり10〜90°Cだけ、閉鎖容器の温度を漸進的に上昇させ、(d) 実質的に工程(c) と同じ閉鎖容器内の圧力および同じガス流量を保持しつつ、閉鎖容器にはもはや不活性ガスを導入せずに不活性ガスと水素の混合物を導入し、不活性ガス中の水素の割合は1〜15容量%であり、混合物の流量を、酸化物の硫化物への実質的に完全な転換に至るまで維持し、温度の増加は、工程(c)に比べて30°C以上にはならない、ことを特徴とする方法。
IPC (5件):
C10G 45/04 ,  B01J 37/20 ,  C10G 35/04 ,  C10G 45/06 ,  C10G 45/08

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