特許
J-GLOBAL ID:200903090454998477
管壁温度計測用熱電対装置およびその作製方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
和泉 良彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-062941
公開番号(公開出願番号):特開2000-258256
出願日: 1999年03月10日
公開日(公表日): 2000年09月22日
要約:
【要約】【課題】ボイラの水管等の加熱される管壁の温度を測定するための簡易で安価な構造の熱電対装置および熱電対の管壁への装着方法を提供する。【解決手段】熱電対の先端部を突合せ溶接により熱接点部(熱接点位置)を作ることで熱電対を単芯線構造とし、管壁への装着は、V字形に溝として、溝の底部を熱電対の外径相当の曲面を形成し、熱電対は扁平に加工することなく溝内に挿着し、V字形の凸部に熱電対の外径に相当する窪みを設けた保護カバーを、熱電対の外側から管の表面に溶接して装着する。本発明の熱電対装置は、熱電対を管壁に突出することなく装着できるので、高精度に温度計測ができ、また熱電対のカバーを設けることで、熱電対を損傷することなくカバー溶接ができ、管に切削された溝は、管軸に直角な切欠きではないので、管の破損に繋がり難く、長期安定して温度計測が可能となる。
請求項(抜粋):
管壁の必要最小肉厚以上に余肉厚部を有する管の外周の上記余肉厚部に、溝の深さが熱電対の外径以上で、該溝の底部が熱電対の外径相当の曲面を有する溝を設け、細管よりなる金属シース内に、2本の異種金属線を先端で溶接接合した熱接点を有する単芯線を挿入し、該単芯線と上記金属シースとの隙間部に耐熱絶縁性粉末材料を封入して構成した熱電対の上記熱接点を、上記管外周の溝の温度測定位置に合わせて挿着し、内面に熱電対の外径に相当する窪みを有し管と同等の材質よりなるリング状のカバーを、上記挿着した熱電対の外側から圧接してカバーの両端と管の外周とを溶接接合することにより、上記管の余肉厚部に熱電対を埋設してなることを特徴とする管壁温度計測用熱電対装置。
Fターム (5件):
2F056KA01
, 2F056KA03
, 2F056KA12
, 2F056KA14
, 2F056KA18
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